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King & Queen   作者: 悠鬼由宇
第9章
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狂喜乱舞 その1


 それにしても、修学旅行。


 正直言って、生徒会長だった俺は旅行の立案企画の大変さは何となく覚えているのだが、実際に行った日光のことを殆ど覚えていない。ことが今宵よく分かった。ホント、つくづく旅行が好きでない俺なのである。それ故かどうか分からぬが、クイーンが修学旅行に不参加だったとは思わなかった。



「なんか… 悪いな。俺、全然知らなかったわ、オマエが修学旅行に行けなかったこと…」


 何故か彼女は咥えたiQOSをポロリとカウンターの上に落っことす。


「あ、ああ… ま、まあウン十年前のことだしな… 忘れてて当然だわ、な…」



 生徒会会長だったのだが、正直あの頃の生徒会に関わる事、特にクイーンに関する事がイマイチ鮮明に思い出せない。あの頃のことで思い出せるのは、健太達や先生のこととバスケ部のことばかりである。


 どうしてクイーンは修学旅行に参加出来なかったのか?


 頭の中で何かがモヤモヤしている、ひょっとして俺、いや生徒会と何かあったんだっけ?


 うーーむ、どうしても思い出せない、あゝ年は取りたくねえもんだ……



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