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一心同体 その11
宴が終わり、店の時計は土曜日になっている。後片付けを終えたクイーンがカウンターの俺の横に座る。
「あーー、つっかれたあ」
と言いながら、iQOSを一本吸い始める。
「お疲れ。でもこんなにこの店が盛り上がったの、初めてじゃないか?」
「そーだな。健太とかオマエとか、友達連れてきてくれっから、最近忙しいったらありゃしねえわ、ったくよ」
は? なんでキレられる?
「何だよ、売上げに貢献してるだろうが」
クイーンはプッと膨れっ面をしながら、
「でもよお、忙しすぎてよお」
彼女がジョッキを一口啜る。
「キングと… ゆっくり話せねーじゃん…」
顔面急速赤面化を感じつつ俺はボソッと、
「それ、な」
思わず俯いてしまった顔を上げると、iQOSの薄い煙越しにやはり顔面赤化したクイーンが照れた顔をしていた。




