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King & Queen   作者: 悠鬼由宇
第9章
298/425

一心同体 その11


 宴が終わり、店の時計は土曜日になっている。後片付けを終えたクイーンがカウンターの俺の横に座る。


「あーー、つっかれたあ」


 と言いながら、iQOSを一本吸い始める。



「お疲れ。でもこんなにこの店が盛り上がったの、初めてじゃないか?」


「そーだな。健太とかオマエとか、友達連れてきてくれっから、最近忙しいったらありゃしねえわ、ったくよ」


 は? なんでキレられる?


「何だよ、売上げに貢献してるだろうが」


 クイーンはプッと膨れっ面をしながら、


「でもよお、忙しすぎてよお」


 彼女がジョッキを一口啜る。


「キングと… ゆっくり話せねーじゃん…」


 顔面急速赤面化を感じつつ俺はボソッと、


「それ、な」



 思わず俯いてしまった顔を上げると、iQOSの薄い煙越しにやはり顔面赤化したクイーンが照れた顔をしていた。



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