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King & Queen   作者: 悠鬼由宇
第9章
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一心同体 その4


 あは、あははは……


 全然知らなかった、先生が俺の知らない所でそんな生活指導をしていたなんて……


 どうりでコイツら不良グループが金子先生にだけは大人しく従っていたものだ。



「でも、卒業式。あん時は泣いたわー 俺、西中行って良かったーって今でも思ってるよ」


 健太が唐突に遠い目をしながら呟く。俺たちの代の卒業式。どんな風だったかな、記憶のファイルを検索してみよう。


「なー。俺らん時も警察いっぱいいてなあ」


「俺らが金八っつあん取り囲んで胴上げしよーとしたら」


「お巡り達がソッコー引き剥がしてな」


 川村がニヤリと笑いながら俺を指さして、


「そしたら、キングが『やめてください』って入ってきてなあ」


 全く忘れていた。そして唐突に思い出した。



 不良達が先生を取り囲み、胴上げしようとしたのを機動隊の隊員達が盾を構えながら突進し、先生を確保しコイツらを地面に押さえつけていたなあ… それを俺が割って入って、なんか叫んだなあ、なんて叫んだったっけ?



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