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一心同体 その4
あは、あははは……
全然知らなかった、先生が俺の知らない所でそんな生活指導をしていたなんて……
どうりでコイツら不良グループが金子先生にだけは大人しく従っていたものだ。
「でも、卒業式。あん時は泣いたわー 俺、西中行って良かったーって今でも思ってるよ」
健太が唐突に遠い目をしながら呟く。俺たちの代の卒業式。どんな風だったかな、記憶のファイルを検索してみよう。
「なー。俺らん時も警察いっぱいいてなあ」
「俺らが金八っつあん取り囲んで胴上げしよーとしたら」
「お巡り達がソッコー引き剥がしてな」
川村がニヤリと笑いながら俺を指さして、
「そしたら、キングが『やめてください』って入ってきてなあ」
全く忘れていた。そして唐突に思い出した。
不良達が先生を取り囲み、胴上げしようとしたのを機動隊の隊員達が盾を構えながら突進し、先生を確保しコイツらを地面に押さえつけていたなあ… それを俺が割って入って、なんか叫んだなあ、なんて叫んだったっけ?




