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終生不変 その3
「何だオマエら、そんな端っこでー」
クイーンがビールジョッキ片手にフラフラとテーブルにやってくる。小室がゴクリと唾を飲み込み、清水は視線を泳がせる。おい、俺たち今幾つだよ… いい大人がそんなにビビってんじゃねえよ…
「いや、こいつらがさ、お前が何とか連合やら千人束ねてたとか、夢物語を語るからさあ」
クイーンは懐かしそうな表情で、
「おー、懐かしいな。二千人な、市川と船橋入れて」
なん… だと…? 二千人、だと…
こ、この女がかつて、二千人の不良達を仕切っていただと…
俺は開いた口が塞がらず、呆然と彼女を眺めている。
今の今まで、コイツはただの街のヤンキー不良少女だったという認識だった。だが現実には不良組織のトップに君臨していた程の、真の極道少女であったようだ……
小室と清水が然もありなん、と頷きながら、
「まあ、当時から知ってはいたけどね」
「逆にお前が全然知らなかった事が恐ろしいわ」
ここは葵直伝の呪文、テヘペロを発動させるしかない……




