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King & Queen   作者: 悠鬼由宇
第8章
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待宵草 その4


「三ツ矢くん、ありがとう。マスコミ対策、映像関係、是非とも手助けしてくれ。頼りにしているよ」


 三ツ矢は俺をギラリと睨み、


「マスコミ、と、映像。だけでいいのですか? 句集やエッセーなんかチャチャって書いてもらえませんかね、そうすれば俺がドバーって売ってみせますよ」


 俺はニッコリと笑いながら、


「実はさ、間宮先生は俺の中学の後輩で、昔からの知り合いなんだ」



 皆、俺と三ツ矢の冷戦を固唾を呑んで見ていたが、俺の告白に度肝を抜かれ、


「何ですって、専務の後輩だったんですか?」


「それなら、間宮先生との折衝は専務でないと…」


「専務、何卒よろしくお願いしますよ」


「それにしても専務の人脈、凄すぎるよ… 泉さんといい、間宮先生と言い…」



 社長に鳥羽が満面の笑みで、


「本当に。こんな小さい会社にはもったいないですよ、あはは」


 三ツ矢は俺を冷たく睨みながら、


「そう言うことなら… 仕方ないですね、マスコミと映像、精々やらせてもらいますわ」


 ふん、若造が。元エリート商社マン? 俺は元メガバンク支店長ですが何か?


 ちょっと大人気なかったが、たまにはいい薬になるのでは。



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