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King & Queen   作者: 悠鬼由宇
第8章
259/550

待宵草 その1


 こうして二回目の仕事旅行は、成功裡のうちに終えることができた。



 帰宅後に慌てて仕上げたレポートを翌日会社に提出すると、すぐに企画会議が開かれる。



 そもそも俳人、俳句なぞあまり縁がないだろうと思っていたら、案の定皆の頭にはてなマークが浮遊している。そんな中、ただ一人途轍もなく食いついてきた男がいる、営業部長の三ツ矢である。彼は正確に間宮由子を知っており、


「いや… 専務、あなた… ハハハ、またやってくれましたね、ハハハ」


 営業担当常務の田所が首を傾げていると、


「有名なタレントですよ。早稲田大文学部卒、大手出版社の真潮社在職中に俳句賞の新人賞取って以来、しょっちゅうテレビに出てますよ。ほら、よくバラエティ番組に出ているじゃないですか」



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