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King & Queen   作者: 悠鬼由宇
第8章
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朝涼 その5


 きっと彼女も龍二くんも、この歳にして会うべくパートナーに出会った、といったところなのだろう。ゆうこではないが、まさに『運命の出会い』だったのかも知れない。


 まさか、クイーンとゆうこは最初からこれを見越していたとは思えない。だけど二人の母は互いに感じるものがあったのだろう、先輩のお子さんなら、ゆうこの娘なら、的な何かが。


 部外者の俺からみても、龍二くんと純子さんは実にお似合いだ、うちの葵と翔よりもずっと相性が良さそうである。価値観、知性、社会性などは本当によく似た二人だ。


 昨日会ったばかりで急過ぎないか、なぞ俺は思ってしまうのだが、何年何十年付き合おうが、それが本当にマッチした相手でなければ、いつか二人の関係は破綻する。


 成育環境の違い、価値観の違いをこれからゆっくりと擦り合わせて行けば良い。


 慌てることは何もない。


 この地にはそれを温かく見守る風土と人がいるのだから。



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