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朝涼 その5
きっと彼女も龍二くんも、この歳にして会うべくパートナーに出会った、といったところなのだろう。ゆうこではないが、まさに『運命の出会い』だったのかも知れない。
まさか、クイーンとゆうこは最初からこれを見越していたとは思えない。だけど二人の母は互いに感じるものがあったのだろう、先輩のお子さんなら、ゆうこの娘なら、的な何かが。
部外者の俺からみても、龍二くんと純子さんは実にお似合いだ、うちの葵と翔よりもずっと相性が良さそうである。価値観、知性、社会性などは本当によく似た二人だ。
昨日会ったばかりで急過ぎないか、なぞ俺は思ってしまうのだが、何年何十年付き合おうが、それが本当にマッチした相手でなければ、いつか二人の関係は破綻する。
成育環境の違い、価値観の違いをこれからゆっくりと擦り合わせて行けば良い。
慌てることは何もない。
この地にはそれを温かく見守る風土と人がいるのだから。




