表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
King & Queen   作者: 悠鬼由宇
第8章
250/341

月下美人 その8


 ウトウトしかけた頃、不意に右隣のゆうこが寝返りを打ち、俺の布団に接近するのを感じる。薄く目を開けるともうその目の前にゆうこの寝顔がある。何なら寝息がかかる程に…



 俺は慌てて左に寝返りを打ち、クイーン側に体を向ける。穏やかだった鼾が徐々に迫力を増してきている。



 背中に温もりを感じる。最初は点の温もりだったのが徐々に面積が拡がる。肩甲骨の下辺りに二つの柔らかさを感じ始める。首筋に明確な熱い吐息を感じる。腰に手を回されているのを認識する。


 だが、俺は知っている。俺は興奮することは、無い。何故なら俺の体に密着し探っているのが彼女では無いから。優しく温かく、それはそれで確かに癒される。が、心が、体が燃え勃つことは無い。彼女で無いのだから。



 背中の右手がそっとリトル俺を触れる。無駄だ。どれほど時間をかけようが、それは無駄なことだ。苦笑いが浮かぶ。俺は決して、オマエ以外で… と彼女の凄い寝相を愛おしげに眺め…



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ