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King & Queen   作者: 悠鬼由宇
第8章
246/705

月下美人 その4


「へー なんの事件?」


「あれ、先輩ご存知なかったんですか? 生徒会でも問題になったのではーあの事件」


 そう、当時の俺は部活に生徒会に、絵に描いたような優等生だったのだ。



「クイーン絡みの生徒会案件… 何だっけな?」


「あれですよ、スーパー放火事件」


 思わずぐい呑を落っことす。確か友人だか後輩だかに万引き疑惑をかけたスーパーマーケットにクイーンがキレて放火した事案だ。しかもそのスーパーには当時俺のお袋がパートで働いており、捕まった彼女に説教垂れたとか。


「その、疑惑のオンナ、が私だったんですよ」



 俺はそれこそ目玉が飛び出さんばかりに驚く。俺のお袋とクイーンが知り合うきっかけとなったのが、まさかのゆうこちゃんだったとは…


「マジか… で、まさか本当にゆうこちゃん…」


「バーーーカ。こいつがそんな事するわけねーだろが。金持ちのお嬢ちゃんだったし」


 ほう。まあそんな感じもする。


「妾の子でしたけどね」


 思わずずっこけた。



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