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King & Queen   作者: 悠鬼由宇
第7章
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みずげんか その4


「おい、飼い主は誰だ!」



 迫力の怒鳴り声に俺らが呆然としていると



「誰なんだ! ちょっと来い!」



 純子さんがヨロヨロと診療室に入っていく。残された俺らが一緒に入っていくかどうか躊躇していると、中で言い争いが始まる。あれ? 龍二くんって人とは話をしないのでは?


 俺たちは互いに顔を合わせ、一体どうしたもんだか悩んでいると。



「そんな事、あなたに関係ないでしょ!」


 切迫の涙声が院内に響き渡る。俺たち三人が同時に診療室に雪崩れ込む。



 龍二先生がクイーンに大声で、


「お袋。コイツはペットを飼う資格が無い。この子を置いてとっとと連れて帰ってくれ!」


 クイーンは珍しくオロオロしながら、


「おい、落ち着け、龍二。一体、何だってんだよ…」


 龍二先生は優しくパドスちゃんの頭を撫でながら、


「この子の心はボロボロだよ。コイツのせいでな。この子のコイツへのリビドーを、コイツはこの子に甘えきって依存して… 共依存どころか隷属なのか? コイツのパトスがこの子をカオスに導いているに相違ない」



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