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みずげんか その3
「わりーな、ま、いつもこんな感じ、人に対してはなー」
人に対して…… ちょっと吹き出しながら、
「実の母親であるオマエにもか?」
「まーな。てか、アイツがマトモに喋るやつって、コージとビンと、あとー? いたっけ?」
真剣に指折り数え始めたので、
「わかった。もういい。えっと、キヌさん? 僕らはここで待ってれば…?」
「そうですね、座って待っててくださいね」
俺たちをニヤニヤと笑いながら眺めている彼女にも聞いてみよう。
「失礼ですが、龍二先生、あなたとは… 普通に会話とか…?」
そんなの有り得ない、と表情に出しながら吹き出しつつ、
「まあ、似たような感じですよ。あ、こちらで手続きお願いしますねー」
純子さんが相当不安げな様子で受付をしていると、突然診療室のドアが勢いよく開く。




