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King & Queen   作者: 悠鬼由宇
第7章
221/550

涼風 その6


 沼津ICから伊豆縦貫道に入る。


 狩野川を中心とした盆地のような地形が、ちょっとしたジオラマのような風景を醸し出している。山々に囲まれ自然に満ちており、その美しい緑を眺めていると心が軽くなっていく気がする。


 たまにはこんなドライブもいいものだ。季節の移り変わりを目の当たりにし、自然の変化に同化することでどれ程心が癒されることだろう。出来れば路傍に車を止め、深く深呼吸をし、大声でバカヤローと叫んでみたい、日頃のストレスが霧散していくこと間違いなし。住民の方々には大迷惑でしょうけどね。



 時計を見ると、十一時過ぎ。実に順調な旅路である。あと三十分もすれば内浦に出られそうよ、とカーナビが囁いている。



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