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King & Queen   作者: 悠鬼由宇
第7章
212/550

雲の峰 その8


「スッゲー ここかよ…」


「ははは… まあ落ち着け…」



 内堀通り沿いの石垣を模した重厚な外壁が、来るものを拒む壮絶な威圧感を醸し出している。そのエントランスを出たところに白のサマーセーターに白のストローハット、紺のパンツ姿のゆうこ、面影がゆうこによく似ているショートヘアの若い女子、そして犬用のキャリーバッグからチョロリと顔を覗かせている小型犬、パドスちゃんが俺たちを出迎えている。


 白のサマーセーター、思いっ切り被ってるし…



 娘の純子さんとは初対面だ。母親似の物凄い美形なのだが、目の下にクッキリと隈を残し、げっそり感が半端無い。


 ゆうこからはあまり話を聞いていなかったので、車中ではもっぱら純子さんの話題となる。


 と言うか、純子さんの一人舞台である…



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