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King & Queen   作者: 悠鬼由宇
第7章
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雲の峰 その3


「じゃあ、当日早めに迎えに行くわ。それからゆうこちゃんたちを拾って、まずは龍二くんの動物病院か?」


「そうだな。その前に昼飯でもどっかで食うかー」


「そうするか、美味そうな店をこっちで調べておくよ(山本くんが)。そうだ、病院の住所を教えておいてくれ」


「おう、ちょっと待ってなー」



 クイーンは住居となっている店の二階に上がって行く。俺は翔に話し掛ける。


「君は叔父さんの龍二くんとはよく会うのか?」


 翔は俺の娘に絡まれながら、


「そうですね。今は正月くらいでしょうか。叔父は山口県の大学の獣医学部を卒業した後、恩師の紹介で今の西伊豆の病院に勤めているんです。僕も子供の頃よく遊びに行きましたよ」


「そうなのか。もう家庭を持っているのかな?」


 翔は一瞬ポカンとし、首を振りながら苦笑いする。


「ははは… その、かなーり変わった人なので、よっぽどの女性でない限り…」


 そうなのか、ちょっと変な男なのか、ふむふむ。


「母親に似た感じかい?」


 何度か首を傾げながら、


「あー、近いものがありますけど、祖母ほどコミュ力はありません、人間とは」


「人間とは。とは?」


「叔父は、あの辺りではすごく有名な獣医なんです。何でも動物と会話出来るとか。『三津浜のドリトル』と呼ばれているそうですよ」


 なんじゃそれ……



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