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King & Queen   作者: 悠鬼由宇
第7章
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雲の峰 その2


 俺が怒りを堪えるので頭がぶっ壊れそうになっていると、ゆうこが暖簾を潜って入ってくる、そして俺たちのテーブルに一直線にやってくる。


 二人にゆうこを紹介する。


「あれ… パパ、この人知ってる! あの番組に出てくる人だあー、マジ有名人じゃん、スッゲーー、カッケー」


 葵は初めて芸能人と会ったのだろう、大興奮だ。


「こんばんは。間宮由子です。あなたのお父さんは私の初恋の人です。どうぞよろしくね」


 なんてボケ満載の挨拶をするもんだから、葵は驚きすぎて過呼吸になり、翔に連れられて上に上がって行ってしまう。



「ふぅん、せんぱいのお嬢さんと先輩のお孫さん、お似合いじゃないですか。まさにアオハルですねえ、眩しすぎて目が眩みそうです」


 なんて言いながらその美しい目を細める。


 しばらくして葵と翔が戻ってくる。おい葵、調子悪いなら家に帰れと言うと、俺の耳元で


「このヤバい人置いて帰れないし。私いないとパパ骨までしゃぶられるし」


 ほう。娘として父の危機を察知したらしい。我ながらよく出来た娘だ。だが、それとさっきの嘘は別だ。毎日毎日翔とイチャついてたくせに、週末しか会えなくて寂しいなんて嘘つきやがって。いつからウチの娘はこんな嘘つきになったのだろう、と頭を抱えていると、一仕事終えたクイーンがテーブルにやって来たので、打合せを開始する。



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