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King & Queen   作者: 悠鬼由宇
第6章
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あおうめ その2


「おいーっす、今日も蒸しあちーなー、お、軍司にゆうこちゃん、どったの?」


 健太… 助かった。ミイラ取りがミイラになる所だった。


 お前のその年中蒸し暑さに心底へきへきとしていたが、今夜ばかりはお前が神に見える。なんなら後光も見えるぞ。今日から健太ニキと呼ばせてもらおう。



「健太―、生でいいか? 俺の奢りだーー」


「はあ?」


 不思議そうに俺を眺める健太。


「はあー」


 俯いて溜め息をつくゆうこ。



 危険だ。危険すぎる。俺なんかが扱える女ではない。ホンモノの魔性のオンナだ。

しかも自分の天性の天然を自在に操り、男を引き寄せ吸い取っていく。俺のような塵芥は秒殺される。


 俺とゆうこがお似合い? 俺はなんて途方もない事を考えたのだろう、あの晩…


 だが俺のこの捨て身の策は、救世主健太のお陰で功を奏したようだ。クイーンは嬉しそうな面持ちで携帯電話をかけている。


「おお龍二! 元気か? 来週だけどよ、火曜にそっち遊び行くからよ」



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