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King & Queen   作者: 悠鬼由宇
第1章
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衝突 その7


「あー、翔? アタシ。お前さあ、彼女の名前なんだっけ? え? ちょっと待てって何だよ、おい、(バタン)ってどこいんだよお前、え? カネミツ? アオイ? あっそ、じゃ。おい、ホントだったな。ウケる〜」


 クイーンが腹を抱えて笑い出す。


「ホ、ホントじゃねえよ、クッソ、こんなイカれたクソ女のっ」


 店内がシンと静まり返る。


 クイーンが何故か悔しげな表情となる。蒼褪めた健太とアルプスの白豚が慌てて止めに入る。


「まーーまーーまーー、よし、そろそろ行くかなあ軍司っ」


「ね、姐さんー、そろそろお会計をー」



 俺は立ち上がり、吐き捨てる様に、


「こんな女の孫…」


 更にクイーンが悲しげな顔になる。


「も、文句あんのかよ」


「オマエに似て、金髪にタトゥーでも入れたイカれた小僧なんだろうが。絶対許さ…」



 言い終わる直前に顔面に大さじ十杯ほどの塩が飛んできた。目を閉じる間も無く激痛が両眼に走る。その直後腹部に鈍い衝撃が走り、自発呼吸が出来なくなる。と同時に髪の毛を掴まれ顔を起こされた瞬間、顎に打撃を受け……



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