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King & Queen   作者: 悠鬼由宇
第6章
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ドクダミ その3


 しばらくして、徐にゆうこが口を開く。


「先輩、それは違うよ。人を好きになる気持ちと社会格差とかのそれとは別。いいんだよ、自分の思った通りに人を好きになれば」


 忍も大きく頷きながら、


「そーそー。相手の立場とか地位とか、カンケー無い無い」


 健太も二人に乗っかって勝手なことをほざく


「とにかく、一発やっちゃえ。それからだよそれから」


 とにかく健太に拳骨を一発喰らわせる。



 だがクイーンは首を振りながら、


「あなた達には分からないわ! 全然違うのよ、生まれ育ちが違うと。食べ物の好みも、普段着る服の趣味も… それこそ、一緒に行きたい旅行先も…」


 三人は顎が外れんばかりに口を開け、唖然とする。


 クイーンは悲しげな視線を俺に向け、絞り出す。


「こないだの箱根もそうだったわねキング。私にはあんな高級なところ、辛いわ正直… 貴方とはやはり違うのよ…」


「そ、そんなこと…」


 言いかけて俺も下を向いてしまう。


「そうよ、違うのよ…  貴方とは…」


 寂しげに呟いて、クイーンは厨房に戻ってしまう。



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