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ドクダミ その3
しばらくして、徐にゆうこが口を開く。
「先輩、それは違うよ。人を好きになる気持ちと社会格差とかのそれとは別。いいんだよ、自分の思った通りに人を好きになれば」
忍も大きく頷きながら、
「そーそー。相手の立場とか地位とか、カンケー無い無い」
健太も二人に乗っかって勝手なことをほざく
「とにかく、一発やっちゃえ。それからだよそれから」
とにかく健太に拳骨を一発喰らわせる。
だがクイーンは首を振りながら、
「あなた達には分からないわ! 全然違うのよ、生まれ育ちが違うと。食べ物の好みも、普段着る服の趣味も… それこそ、一緒に行きたい旅行先も…」
三人は顎が外れんばかりに口を開け、唖然とする。
クイーンは悲しげな視線を俺に向け、絞り出す。
「こないだの箱根もそうだったわねキング。私にはあんな高級なところ、辛いわ正直… 貴方とはやはり違うのよ…」
「そ、そんなこと…」
言いかけて俺も下を向いてしまう。
「そうよ、違うのよ… 貴方とは…」
寂しげに呟いて、クイーンは厨房に戻ってしまう。




