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King & Queen   作者: 悠鬼由宇
第6章
171/550

くろはえ その1


「成る程。ご用件はわかりました。残念ですが金光さん…」


「ええ。わかってます。お立場上、弊社に協力は出来ないと…」


「舞い上がった妻が名刺を渡してしまって… ははは。それより、私の立場をご理解頂き、ありがとうございます」


「とんでもありません。こちらこそ無理な相談をしてしまい… 失礼致しました」


「… 私、これから独り言喋ります。貴方は偶々それを聞いた。いいですか?」



 仕事の話になると流石世界でも数名のインスペクター。話し方、目付きまでガラリと変わり、そのオーラに思わず平伏しそうになる。



 そして泉さんは訥々と語り始める。勿論メモするなんて論外だ。彼の語る一字一句を頭に刻み込んでいく……


「泉さん。本当に有意義な独り言… ありがとうございました」



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