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五月闇 その5
その頃、お客がバタバタと入ってきて、忍とクイーンはそれぞれ散っていき、俺と先生は二人きりとなる。
「間宮先生は、本当にコイツが好きなんだねー」
俺がしみじみと呟くと、先生はちょっとムッとしながら、
「せんぱい… 先生って呼ばないで!」
「え… じゃ、間宮…さん?」
彼女は更に膨れっ面で首を振りながら、その艶やかな美しい唇をそっと動かし呟く。
「ゆうこ。」
ゴクリ。こんな美しい有名人を下の名前で親しげに呼んでいいのでしょうか? 俺は緊張のあまり声を震わせながら、
「ゆ、ゆうこさん…?」
と呟いてみる。
「あーー、せんぱい、うぶな男のフリしてるー」
ち、違うって! 本当にこんな美しい女性に…
「でもー、こうやって女性を安心させて落とすんですよねー。怖い怖い…」
はあ? な、なにおいっていらしゃるのかわからぬです。
その後、忍とクイーンの助けが入るまで、俺はゆうこに散々揶揄われ虐められた。




