表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
King & Queen   作者: 悠鬼由宇
第5章
154/342

さくらんぼ その4


「ゆうこ… 河口由子か… 『赤蠍あかさそりの…」


「知っているのか健太?」


 健太はゴクリと唾を飲み込み、


「ああ。いっこ下の番だよ。髪真っ赤に染めてて、いつも真っ赤なピンヒール履いていて。喧嘩の時はそのピンヒールを相手の顔面にブッ刺して…  ヒィー、思い出したくねえ…  あのクイーンも持て余し気味だった、通称『病院送りの赤蠍』さ。俺、怖くて殆ど目を合わせたことねえぜ…」


 …… 何と危険な女、いや中学生だったのだろう。きっと今もその性格性質は変わらず、この辺りで暴れ散らしているのだろうか。それか極道の妻にでもなって?



「今、何やってんだ? 絶対カタギじゃねえだろ?」


「知らねえ。中学卒業と共に、街を出たからな。噂では薬とバイクで廃人になったって…」


「何という… あれ、いっこ下って、オマエの嫁と同級生か?」


「まあな。あんころはよく連んでたらしいけど。ああそうそう、番張ってたくせにメチャクチャ勉強出来たから、確か高校は都立行ったとか…」


「話が全然違うじゃねえか、どっちが本物の赤さそりなんだよ…」



 あの頃は一部の私立を除き、成績の良い中学生の選択肢は都立高校が圧倒的に多かった。今と違い学区制だったし。そう言えば葵は高校どうするのだろう…



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ