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King & Queen   作者: 悠鬼由宇
第5章
152/550

さくらんぼ その2


 なぞと感心していると、忍がすまなそうに、


「わりー、健太達ちょいとずれてくんない?」


 健太はニヤケ顔で、


「はいよっと。ささ、どーぞどーぞ、えー、生でいいっすか?」


 と調子に乗って女性達に話しかける。俺も面白がって、


「お前、従業員かよ… お嬢さん方ドン引きしてるじゃないか」


 と突っ込むと、奥からやや疲れ気味のクイーンがやって来て、


「オメーら営業妨害。黙って端っこでマスかいて飲んでろボケ!」



 俺らのやり取りに三人がプッと吹き出す。健太の隣にショートヘアのメガネが全く似合っていないオタフク顔、真ん中に下町パーマ感が半端ないツリ目、一番奥は髪を後ろで結わえている事ぐらいしかわからない、暗いし遠くて。


 どうやら地元の女性達らしい。完全に俺に背中を向けた健太と地元話で盛り上がり始めたその時―



「あの… ひょっとして… 光子先輩?」



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