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さくらんぼ その2
なぞと感心していると、忍がすまなそうに、
「わりー、健太達ちょいとずれてくんない?」
健太はニヤケ顔で、
「はいよっと。ささ、どーぞどーぞ、えー、生でいいっすか?」
と調子に乗って女性達に話しかける。俺も面白がって、
「お前、従業員かよ… お嬢さん方ドン引きしてるじゃないか」
と突っ込むと、奥からやや疲れ気味のクイーンがやって来て、
「オメーら営業妨害。黙って端っこでマスかいて飲んでろボケ!」
俺らのやり取りに三人がプッと吹き出す。健太の隣にショートヘアのメガネが全く似合っていないオタフク顔、真ん中に下町パーマ感が半端ないツリ目、一番奥は髪を後ろで結わえている事ぐらいしかわからない、暗いし遠くて。
どうやら地元の女性達らしい。完全に俺に背中を向けた健太と地元話で盛り上がり始めたその時―
「あの… ひょっとして… 光子先輩?」




