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はじまり その8
「は、はあ? べ、別に… その… まあ、アンタさえアレじゃなきゃ、うん、いんじゃね?」
? ハッキリしない答え。コイツらしくない。
「じゃ、じゃあさ、逆に聞くけどさ。アンタみたいなエリートがさ、なんでこんなババアとこうしてんのさ。若くて巨乳の子がいるお店とか行けばいーのに…」
正直最初はそう思っていた。が、
「それは… お前が愚直と言うか、真っ直ぐで。人として信頼できるから」
「お、おう。あ、あんがと…」
こんな口説き文句、フツーの女子なら「は?」なんだろうな。
てか、口説いてる? 俺が? コイツを?
イマイチよくわからない。
俺はコイツに惚れているんだろうか?
一つ確かなことは、俺は人としてコイツに惚れていることだけだ。
女としてコイツを見ているのだろうか?
タバコを吹かす横顔をそっと眺めてみる。
相変わらずノーメイクながら整った顔立ち。スッとした鼻梁。ゾッとするほど美しい切れ長の目。
そして… あの露天風呂で見た、完璧な美しい裸体。そして…




