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King & Queen   作者: 悠鬼由宇
第4章
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はじまり その3


 クイーンが露天風呂での出来事を語り出す。のだが、内容は五割盛り、母と娘がいる前で俺を超絶変態男として彼女は語り終える。


 おい、いつ俺が泉さんと舌を絡め合っていたよ? いつ俺がお前の裸を見て写生したよ。ババアの裸をデッサンしている父を真剣に想像してるぞ娘は。



「パパ、超サイテー。有り得ないんすけど。死にそうな人がいる横で写生なんて。しかもこんなオバさん見て… マジでキモ…」


「ばーか。このアタシのナイスボディに〜」


「おい、本当にやめろ。これ以上、マジでやめろ。あ、葵、嘘だからな。このババアの言うこと、だいぶ嘘だからな」


「パパ。写生したの? しなかったの?」


「なあおかしいだろ、どうやって風呂入りながらデッサンするんだよ。ペンは? デッサン帳は? そんなの俺今日持っていってないだろう?」



 葵は車に轢き潰されたニホントカゲを眺める目付きで、


「は? その写生の訳ないじゃん。変態!」


 おい。分かってて……



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