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はじまり その3
クイーンが露天風呂での出来事を語り出す。のだが、内容は五割盛り、母と娘がいる前で俺を超絶変態男として彼女は語り終える。
おい、いつ俺が泉さんと舌を絡め合っていたよ? いつ俺がお前の裸を見て写生したよ。ババアの裸をデッサンしている父を真剣に想像してるぞ娘は。
「パパ、超サイテー。有り得ないんすけど。死にそうな人がいる横で写生なんて。しかもこんなオバさん見て… マジでキモ…」
「ばーか。このアタシのナイスボディに〜」
「おい、本当にやめろ。これ以上、マジでやめろ。あ、葵、嘘だからな。このババアの言うこと、だいぶ嘘だからな」
「パパ。写生したの? しなかったの?」
「なあおかしいだろ、どうやって風呂入りながらデッサンするんだよ。ペンは? デッサン帳は? そんなの俺今日持っていってないだろう?」
葵は車に轢き潰されたニホントカゲを眺める目付きで、
「は? その写生の訳ないじゃん。変態!」
おい。分かってて……




