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King & Queen   作者: 悠鬼由宇
第4章
125/550

はじまり その1


 東名高速をUターンする事も出来ず、クイーンにはアタシならやれたっと嘯かれ、葵は一泣きしたら本当にお腹空いたと駄々をこね、結局クイーンの店で何か食べるか、という事になる。


 先にこいつらを店の前で降ろし、俺は車を家の車庫に停め、土曜ワイド劇場を観ていたお袋を無理やり引きずり出し、店の暖簾をくぐる。


 テーブル席も座敷も空いてるのに、何故かカウンターにグルリと座っている。そこにはやはりと言うか、既に赤ら顔の健太が葵と翔に絡みまくっている。


 白ブ… もとい、忍が猛烈な勢いで炒め物を作っている。端に座ってタバコを吹かしていたクイーンがこちらを一瞥すると、何も言わずにジョッキを用意する。


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