表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
King & Queen   作者: 悠鬼由宇
第4章
115/425

地獄変 その8


 そうなのだ。


 俺は、男として復活した。オスとして蘇ったのだ。



 妻の死以来三年経ち、何度か女性と試してみたが、全く役立たなかった俺のモノが、完全に復活した。俺は男で在ることを諦めていた。それが贖罪なのだと思っていた。それで良いと思っていた。


「まー、AED使ってよー、EDが治ったってか? ブヒャヒャー」


 俺は思わず吹き出しながら、


「…… つまんねーわ」


「ふんだ。それよか、バタバタしてたからよ、夕飯食う時間無くなっちまったなー」


 時計を見ると既に八時近くだ。すっかり暗くなった外を見ながら俺は頷く。


「ま、仕方ないな。今回は夕飯、諦めっか」


 クイーンは悔しげな顔で、


「翔たちも待ってるだろーしな。あー、でも豪華懐石ってヤツ、食ってみたかったなー」


 その凹み具合が妙に俺の心に刺さり、


「また… こんな機会あったら誘うから、その時は…」


 クイーンは一瞬驚いた顔をし、やがて満面の笑みで、


「一発やるってか? 復活祭りってか? おいこの土助平ヤローが」


 俺はせせら笑いながら、


「そんなに俺としたいのか?」


 正拳突きが俺の鳩尾を容赦無く襲う。


「百年、早え」


 それって、151歳になったらいいのかよ…


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ