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地獄変 その7
救急隊員に顚末を伝え引き継ぎを依頼する。数ヶ月前も倒れてA E Dを使用した旨を伝えると、彼らは唖然として首を振っていた。
男性の妻が俺の所にやってきて、必ずお礼をするから俺の連絡先を教えて欲しいと言うので名刺を渡す。
これは夫の名刺ですとお返しに一枚受け取ると、それは会社ではなく何だか法人組織の名刺のようだ。
何だこのISSAって。泉貴志さんというのか。
やがて救急車が初老の男性を乗せて出ていく。
しかし何と運の良い人なのであろう、二度共すぐに助けて貰えて。そして何と運の悪い俺なのだろう、二度も人の生き死の場にて、のたうち回るとは。
「ま、そー言うなよ。人助け人助け。二度も同じ人の命救ったんだぜ。大したもんじゃねーか。そ・れ・に。いーもの見れたろーが、この、幸せモンがーー」
「………」
「ちょ、な、何顔赤くなってんだよっ、つーか、オメー大層立派なモ… いってーーー」




