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刮目 その9
バブル全盛期には様々なマニュアル本があって、その記事に俺らは翻弄させられ踊らされて、本当に価値あるものに金を払っては来なかった。言い換えれば、本物の価値を自分たちで主体的に決めてこなかった、決められなかったのだ。
だが今は、ネットの口コミなどで多少の主観のズレはあるものの、概ね正当な評価をお客側が下しているのである(と山本くんが言っていた)。
本当のモノの価値を知らず、ブランド品、有名処に群がっていた昔と違い、今は本当に良い物でないとこの時代の人は見向きもしない。
逆にその価値に見合うものであれば、喜んで大金を払う。
となると俺ら会社の仕事は如何にホンモノを、如何に感動を見つけ出してくるか、それに尽きるのではないだろうか。
この宿などは既に知れ渡っていて、我が社が顧客に提供しても目新しさがない。だとすると、この宿レベルでまだ既読のついていない宿、景観、名産を見つけ出し世に出す、これが我が社のスタンスであるべきなのだろう。
であるならば、如何にして今後日本全国津々浦々、アンテナを張り巡らして行くべきなのか。その辺りが今後の我が社の発展の為の課題であろう。




