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♥ 目覚めたら人獣族に介抱されていた件。 ~ 魔王領国へ移住して、人類の敵になってみた ~  作者: 雪*苺
ファブレッタ大陸【 十日後 / 七八日目 】 ルーガンド王国 フィールド ─→ ユンドの街
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♥ 旅は道ずれ、世はカオス 3


──*──*──*── 1時間後


 街道へ入ってから3時間後、≪ ユンド() ≫が見えてた。


 フィールドでは弱そうな怪物モンスターを狩っている冒険者の姿が多く見られる。


茜梶 惠

「 随分と冒険者が多いね。

  1人で怪物モンスターを倒してる冒険者もるみたいだし… 」


セロロ

かれは冒険者になりたての新米冒険者だね。

  怪物モンスターを倒して冒険者LVを上げているんだよ 」


茜梶 惠

「 冒険者LVぅ?? 」


セロロ

「 冒険者ギルドで冒険者登録をすると、自分の冒険者LVが冒険者許可証に表示されるんだよ。

  怪物モンスターを倒して経験値を稼いだり、依頼を達成させるとランクに合わせて経験値が加算される。

  経験値が貯まると冒険者許可証に表示される冒険者LVが上がるようになっていてね、冒険者LVが上がると請け負える依頼のランクも上がるし、冒険者として受けられる待遇もくなるんだよ 」


茜梶 惠

「 そうなんだ。

  冒険者LVかぁ…。

  経験値を稼ぐのって大変そうだね 」


セロロ

「 そうだね。

  新米冒険者は出来るだけ≪ 街 ≫付近のフィールドで怪物モンスターを倒して経験値を稼いでいるんだよ。

  ≪ 街 ≫付近には強い怪物モンスターとの遭遇率が低いからね。

  それに冒険者になると一般人よりも金銭が必要になるから、怪物モンスターを倒して入手した素材を冒険者ギルドに買い取ってもらって生活費を稼ぐんだよ 」


茜梶 惠

「 そうなんだ…。

  怪物モンスターはお金やドロップアイテムを落とさないの? 」


セロロ

「 うん?

  ドロップアイテム…??

  怪物モンスターはお金もドロップアイテムとやらも持ってないし、落とさないよ。

  素材や下処理の済んだ肉を冒険者ギルドでお金に変えるからね 」


茜梶 惠

「 そう…なんだ… 」


 倒した怪物モンスターがドロップアイテムやお金を落としたりするのはゲームの世界だけか…。


 じゃあ、この異世界(ファブレッタ大陸)はゲームの世界じゃないんだ?


 リアルな異世界なんだ?


 …………く漫画やアニメで見る “ ゲームの世界に転移召喚しちゃったよ〜ん ” とかじゃないんだ…。


セロロ

「 メグム、そろそろ≪ ユンド() ≫に入るよ 」


茜梶 惠

「 は〜い! 」


 初めての≪ 街 ≫だぁ!!


 テンションが上がっちゃうなぁ♥


茜梶 惠

「 馬車はに向かってるの? 」


オシュト

「 馬車専用の駐車場だな。

  馬車で≪ 街 ≫に入ると必ず駐車場へ馬車を移動させる事になっていてな、滞在中は馬車を駐車場へめるのが決まりになっている 」


茜梶 惠

「 そうなんですか?

  荷物とか大丈夫ですか?

  盗まれたりしないですか? 」


セロロ

「 心配ないよ。

  窃盗防止や盗難防止の防犯結界を張るからね。

  家族以外は馬車に近付く事は出来ないよ 」


茜梶 惠

「 そうなんだ?

  防犯結界を破られたりとかは? 」


オシュト

「 メグム、心配するな。

  あるじ殿どのの結界を破れる亜人類も人類も存在しない。

  仮に結界を破ろうとすれば、術者へ魔法が跳ね返り重傷を負う事になる 」


茜梶 惠

「 そうなんだ?

  じゃあ、荷物は安全ですね!

  馬はんですか? 」


セロロ

「 駐車場には馬用の馬舎があるから、滞在中は馬舎へ馬を預ける事になるよ。

  馬も使い魔だから連れ去られたりしないから安心して 」


茜梶 惠

「 えっ、馬もセロロの使い魔なの?? 」


セロロ

「 そうだよ。

  今迄ずっと飲まず食わずで走り続けていられたのは使い魔だからだよ。

  普通の馬車馬にはハクトの作った馬車は引けないからね 」


茜梶 惠

「 はぁ〜〜……そうだったんだぁ…… 」


 そう言われてみれば、馬に休憩をさせる為に馬車がまった事なんて1度も無かった気がする。


──*──*──*── 駐車場


 馬車専用の駐車場に到着すると、オロトさんが馬車をめる。


 馬車から降りると、セロロが防犯結界を馬車へ張った。


 馬を馬舎へ連れて行くのはオロトさんだ。


 セロロとオシュトさんと一緒に≪ ユンド() ≫への入り口へ向かって歩く。


 馬車専用の駐車場は≪ ユンド() ≫の外に作られているみたいで、駐車場を出てから≪ ユンド() ≫へ出入りの出来る門へ歩かないといけない。


 歩くといってもなんかんも歩くわけじゃなくて、10分ぐらいだ。


 正門とは違っていて、駐車場から入る門は “ 裏門 ” と呼ばれているみたい。


 裏門へ到着したら、兵士とは違う格好をした人達が立っている。


 警備隊員かな?


 セロロとオシュトは警備隊員になにかを見せている。


セロロ

「 メグム、ほら──。

  ≪ ユンド() ≫へ入るよ 」


 セロロが左手を伸ばしてくれる。


 は右手でセロロが差し出してくれた左手を掴むと、セロロに引っ張られるように裏門の下を潜った。

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