表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
♥ 目覚めたら人獣族に介抱されていた件。 ~ 魔王領国へ移住して、人類の敵になってみた ~  作者: 雪*苺
ファブレッタ大陸【 一ヵ月後 / 六八日目 】 ルーガンド王国 フィールド
21/41

♥ 旅は道ずれ、世はカオス 1


──*──*──*── 1ヵ月後


 ≪ 集落 ≫を出発してから約1ヵ月後──、の乗っている馬車は《 ようじゅうの森 》を無事に抜けた。


 今は≪ ルーガンド王国 ≫の中を馬車で移動中だ。


 《 ようじゅうの森 》を抜けてから2日後に雨が降り出して、既に4日間も雨は降り続けている。


 雨は一向にむ気配はなくて──、日に日にあまおとが激しくなって、あまつぶも大きくなっている気がする。


 馭者のミカトさんとナビ役のハクトさんは馬車に取り付けられている屋根のお蔭で濡れていないみたい。


 だけど…これ以上、雨が強くなったらズブ濡れになっちゃいそうだよ…。


茜梶 惠

「 ミカトさんもハクトさんも雨に濡れて風邪引かないかな… 」


セロロ

「 使い魔は風邪なんて引かないよ。

  ≪ 魔界 ≫に降る雨の方が強いし、酸性雨だからね 」


茜梶 惠

「 えっ…≪ 魔界 ≫に降る雨って酸性雨なの?!

  酸性雨に当たって大丈夫なの? 」


セロロ

「 問題ないよ。

  ≪ 人間界 ≫の雨に当たってもなんて事ないのは分かったかな? 」


茜梶 惠

「 う、うん… 」


 うへぇ〜〜〜……酸性雨が降るなんて≪ 魔界 ≫ってんだぁ……。


 酸性雨に当たっても平気だなんて、セロロと使い魔って丈夫いんだぁ…。


 時間が経つにつれて、あまおとは強くなるし、外を覗いて見ると土砂降りになっている。


 照る照る坊主を作ってみようかなぁ…。


 照る照る坊主を作って吊るしたからって、雨がむとは限らない。


 照る照る坊主の効果なんて初めから期待なんかしてないし、ただの気休めで自己満足に過ぎない…。


 それでも…無駄だって分かっていても…意味がないって分かっていても…なにかをしたいって思っちゃうもんなんんだよね…。


茜梶 惠

「 セロロ…、照る照る坊主を作りたいんだ 」


セロロ

「 うん?

  てるてるぼうず…かい? 」


茜梶 惠

「 うん!

  『 少しでも早く雨がんでくれますように 』って願いを込めて作るんだよ。

  効果は期待出来ないけど… 」


セロロ

「 ふぅん?

  どうやって作るの? 」


茜梶 惠

「 うん、あのね── 」


 は照る照る坊主を知らないセロロと一緒に照る照る坊主を作る事にした。






 セロロに作り方を教えながら、せっせっせっせっと丁寧に照る照る坊主を作る。


 初めての照る照る坊主を一生懸命に作るセロロがなんか可愛い〜〜〜(////)


 異界人(転移召喚者)と一緒に照る照る坊主を作る魔族なんて、世界中を探してもにしかないんじゃないかな??


 真っ白い照る照る坊主ばっかりじゃ見た目がし、顔を書くマジックペンも無いから柄付きの布を出してもらって照る照る坊主を作ってみた。


 カラフルな照る照る坊主が出来て、これはこれでいかも知れない。


 あとは吊るす為の紐を付けたら完成だ。


 で気を付けないといけないのが、逆さまの降れ降れ坊主にならならいようにする事だ。


 紐を付ける時に失敗するから注意しないといけない。






 なんとか降れ降れ坊主にはならずに照る照る坊主を完成させる事が出来た。


 照る照る坊主を作れたからって、どうこうする事はない。


 馬車には照る照る坊主を取り付ける場所が無いんだから、作りぞんってヤツだ。


 真剣に照る照る坊主を作るセロロを堪能する事が出来たから、的には有意義な時間だったけどね!


 眼福って言うの?


 役得って感じ??


セロロ

「 メグム、それが照る照る坊主? 」


茜梶 惠

「 うん。

  ()()では “ 照る坊 ” とか “ 晴れ坊 ” とも呼ばれてるよ。

  窓の外から吊るすんだよ 」


セロロ

「 雨乞い人形みたいだね 」


茜梶 惠

「 そうかも!

  ほんはね、真っ白い布で作って顔を書いたシンプルな物なんだよ 」


セロロ

「 ふぅん? 」


茜梶 惠

はカラフルで見た目も楽しめる此方こっちの方が好きだよ 」


セロロ

「 余り物の生地で作れるのがいね 」


茜梶 惠

「 セロロは照る坊を初めて作るのにじょうだね。

  なんて初めて作った時は失敗ばっかりだっよ(////) 」


セロロ

「 そうなの?

  メグムとなにかを作るのは初めてだね。

  楽しかったよ。

  ほかに作れる物はある? 」


茜梶 惠

ほかに?

  う〜ん……折り紙…とか、塗り絵…とか……トランプ…カルタ…ジグソーパズル…とか……かなぁ?

  材料と道具さえあれば作れそうだよ 」


セロロ

「 メグムの世界に有った物ばかりだね? 」


茜梶 惠

「 うん。

  あぁでも…トランプだったら売ってるかも?

  カジノがあるならカードゲームで使われてるかも知れないし… 」


セロロ

「 かじの…かい? 」


茜梶 惠

「 えぇと……現金をカジノで使えるチップに換金して、色んなゲームで遊びながらチップを増やすんだよ。

  カジノを出る時にカジノチップを現金に換金してもらえるんだ 」


セロロ

「 ふぅん?

  メグムの世界には所があるんだね 」


茜梶 惠

「 うん。

  お金持ちしか利用しない施設だけどね。

  この世界だったら、お金持ちな王族とか貴族とかが利用してそうな気がするよ 」


セロロ

「 かじの…ねぇ 」


茜梶 惠

「 良心的なカジノもあるけど、ディーラーがイカサマをして客からカジノチップを悪徳カジノなんてのもあったりするよ。

  地下では裏ルートで入手した盗品やら宝石やら骨董品やらを競売に掛ける闇オークションが開かれたり、人身売買とか賭け決闘なんかもしていてなか(なか)のカオスっぷりだよ 」


セロロ

「 私腹を肥やしたい悪者が集まる場所なのかな? 」


茜梶 惠

「 そうかも。

  スリルを感じる非日常的な体験したいのかも知れないね。

  1番お金が集まる場所なのは確かだよ 」


セロロ

「 ふぅん?

  面白そうだね。

  使い魔に探させてみようかな? 」


茜梶 惠

「 あるといね。

  …………この雨ってまで降るつもりかな?

  もう4日も降ってるし…。

  川とか氾濫してないかなぁ… 」


セロロ

「 自然現象だからね。

  もと(もと)雨の多い地域だよ 」


茜梶 惠

いやな地域だね…。

  水害対策はされてるのかな? 」


 無駄に長く雨天が続くと憂鬱な気分になって滅入っちゃうよね…。


 は外を見ながらなんかの溜め息をいた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ