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戦極結承 ◇◇ ~バッドエンドへ向かう少女の物語~  作者: 空斬しゅう


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95話 弟子たちの公開説教

「そうだ、カインさんの砕けた盾も後で修復してあげますね」


「何だ、カイン。 盾を砕かれたのか?」


「ええ、オーガ王の攻撃を防ぎ続けてのですが、限界がきて砕けてしまいました」


「そうなんです。私が現場に駆け付けた時は、倒れたカインさんをかばう様にリーニさんが割り込んだので焦りましたよ」


「は?」


「ちょっ、ユイっ!」


「カイン? どういう事だ?」



あれ? ラウールさんがカインさんの首根っこを掴まえて尋問している?



「お前、予備の盾を持ってないのか?」


「はい」


「しかし剣はあるだろ? タンクの役目はなんだ?」


「仲間が安心して攻撃を出来る様にタゲを維持する事です」


「なら、たとえ盾が無くなっても剣を使って攻撃をいなし、その技術と防御力を持って耐えて維持するべきだろ?」


「はい・・」


「そう、教えたよな?」


「はい」


「盾が壊れたぐらいで戦意をなくしてどうする!」


「ラウールさん、それぐらいで許してあげて下さい。カインさんとゼイナスさんはタイマンで頑張って耐えてたみたいですし」


「ん? ユイ? ゼイナスがタイマンで耐えるって何?」


「ユ、ユイっ!」



今度はゼイナスさんが血相を変えて焦りだした。



「あんたは、ちょっと黙ってなさい」



今度はマティルダさんがゼイナスさんの首根っこを掴まえちゃった。



「オーガ王の他にレアオーガが二匹いたので、マニカとリアが片方を倒しきるまで一人で頑張ってた? って聞きました」


「ゼイナス?」


「はいっ!」


「タイマンで何割削ったの?」


「い、1割程度です」


「片方のオーガを女の子二人が倒しきるまでに1割?」


「は、はい」


「ゼイナス!」


「はい!!」


「あんた、必殺技は使わずに本当に耐えるだけが目的で斬りあってたのね?」



あ、なんかゼイナスさんが泣きそう・・。



「両手剣の一撃は大きいけど、あんたの場合は特に最低でも必殺技を一撃は入れないとタゲを固定出来ないって教えたわよね?」


「はい・・」


「今回は運よくタゲが動かなかったみたいでけど、もしタゲが他に移ってしまっていたら、そこから崩壊してPTの全滅もありえたのよ」


「はい」


「確かに両手剣は隙が大きいけど、1対1でも必殺技が使えないわけじゃない。戦況をよく見てタイミングを間違わなければ必殺技を使っても優勢に戦い続けれる」


「でもあんたは反撃されるリスクを恐れてそれをしなかった」


「特に生死をわける戦いの時には、その判断がPTの生存率を大きく変える事ぐらいわかるでしょう?」


「あんたがランクAAになるには、まだまだ修行が必要ね」


「今回の報告が終わったら久しぶりに修行をつけてあげるわ」


「カインもな?」


「「 はい、お願いします……(絶望)」」


「ご、ごめんなさい、私が余計な事を言ったばかりに」


「いや、ユイは悪くないよ。最近、自分に甘えがあったのは事実だしな」


「いい機会だから、師匠に修行をつけてもらうよ」


「ああ、そうだな」



その後、私達は報告の為にオウディスへ向かった。 (カインさんとゼイナスさんの背中が、少し小さく見えたのは気のせいかな……)

いつも読んでいただきありがとうございます。

私事で大変申し訳ありませんが、今後の投稿(更新)に関するスタンスを変更するかもです。

まだ未定ですが、活動報告に予定を記載しておきます。


最後に投稿へのモチベーションを維持する為にも、コメントや評価、ブックマークをして頂けると執筆を続ける励みになりますので、どうぞよろしくお願いします。

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