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戦極結承 ◇◇ ~バッドエンドへ向かう少女の物語~  作者: 空斬しゅう


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77話 規格外の指導と、驚愕の素材

「うわ~~~~~~~!! 本当に本物の素材だわ!!」


「これを使って修行しますね?」


「いや、いや、いや、待って? これだけで王都の一等地に豪邸が立つよね? 無理よ? 私、ユイちゃんに一生返せない借金を持つ事になっちゃうわ!」


「お金はいりません。 失敗してもかまいません。 私がミナさんに何かを要求することは無いですから」


「で、でも、さすがに・・」


「これでも私が持ってる素材の一部ですから気にしないでください。それともそれを証明するために、この部屋いっぱいに素材を出しましょうか?」


「わかった、わかったから止めて! そんなの見たら怖くて気絶しちゃうわ!」


「そうですか? まあいいか。 ではさっそく錬成しましょう」



私の目の前には錬金術の為の魔道具が並んでいる。

もちろん全てミナさんの私物だけど。



「お、おねがいします」


「ミナさん? ハイマナポーションの製作手順はわかりますよね?」


「それはもちろん、ちゃんと調べているよ?」


「では先ず、一切アドバイスしないので作ってみて下さい」


「え? 教えてくれるんじゃ?」


「先ずは一度作って失敗しましょう。そこから1つずつ傾向と対策を考えましょう」


「・・・失敗前提?」


「そです。その方がわかりやすいので」


「わかったわ」



ミナはスキルを使用し、慎重にハイマナポーションの素材を錬成し始めた。

その作業は1つづつ正確で確実な動きだった。

うん、正確で迷いの無い綺麗な動きだね。

本来ならそれで完成するんだけど・・・ダメだろうね。


ミナが錬成を初めて約10分後、最後の工程を終えた直後に白い煙が発生し、調合した液体は真っ黒になった。



「ああああああ……」



ミナは失敗した事を理解し、その場にヘタリこんだ。



「ご、ごめんね・・・」


「いえ、大丈夫ですよ。結果は予想通りでしたけど、ミナさんの技術は予想以上に上手かったです。これなら数日でモノに出来そうです」


「え? あ、ありがとう? でも予想通りの失敗と言われると悔しいわ・・・」


「大丈夫ですよ? 失敗した理由は技術的なものではありませんから」


「そ、そうなの?」


「はい、それを説明する前に一度手本を見せますね」


「わかった。しっかり見て勉強させてもらうわね」


「はい」



ユイはミナと場所を入れ替わって準備を始めた。



「それでは始めますね」


「お願いします」



私は錬金スキルを**【使わずに】**通常の工程で錬成を始めた。

そして、作業を始めて約3分後、最後の工程を終えた直後に白い光が一瞬輝いた。

目の前に置いてあるガラスの容器の中には、ピンク色の透き通った液体が完成していた。



「綺麗〜! こんな綺麗な薬品見た事ないわ!」


「これがハイマナポーションです」


「やっぱり凄いわね、ユイちゃん。 さすがレベル5だわ!」


「え? あ、そうか、そう言えば・・・」



ミナはユイの反応に首を傾げた。



「え? レベル5は嘘だった? でもこの完成度を見ると嘘とは思えないのだけど?」



ユイは少し考えてからミナに答えた。



「ミナさんには教えておきますね? 今の私の生産系のスキルは全てレベル7です」


「・・・・・・・・はい?」



ミナは思考回路が混線したかのように、ユイの言葉が理解できなかった。



「・・ごめんなさい? ちょっと不思議な言葉が聞こえちやって?」


「えーっと、わ・た・し・は、錬金術のスキルもレベル7です!」


「・・・・えっと、冗談だよね? 私を驚かせようと? した? だけ? よね?」


「違います。あ〜 もう、ちょっと待って下さい」



私は目の前に素材をいくつか取り出した。

ミナはその素材が何かわかったが、頭の中でだけ叫び声をあげた。


(いや、いや、いや、いや、いや、ありえない! ありえないよ?

超レアな素材が数種類!? こんなの王族だって持って無いよね?)


ユイは何か言いたそうなミナに気づいたが、気づかないフリをした。


そして、錬金術のスキルを**【使って】**一瞬で錬成し完成させた。


ピカーッ!


ミナは更に思考が固まり頭の周りに「???」が付いた状態になった。

今まで目の前にあった超レアな素材達が、ユイがスキル?を使った瞬間に綺麗な瓶に変わった。

そしてその中には光り輝く液体が入っていた。



「これが私の本来のスキルです。

イメージしたものを物質化し望む物を作りあげます。

今回作ったのはレベル7で作れる様になった**『スーパーエリクサー(万能薬)』**です。

これを飲めば呪いや毒、病気などの状態異常が全て一瞬で治りHPとMPが全回復します。


あ、はい、どうぞ手に取って確認してください」


私がスーパーエリクサーを手渡した瞬間、ミナさんは**「ヒィッ!」**と叫んで気絶してしまった。

私は椅子から倒れかけたミナさんを慌てて抱きとめた。

そしてそのままベッドまで担いで横に寝かせた。



・・・・私は悪くないよね? これは事故だよね?

確かにちょっと驚かせようとは思ったけど、驚き過ぎて気絶するなんて思わないよね?


だから私は悪くない。よね?

読んでいただきありがとうございます。

基本は一週間ごとに更新するつもりです。

ただ状況によってはきりのいい所まで連発で投げるかもです。


また今後の展開について。R15に収まるように調整はしていますが、残酷な描写や、少しHな描写が入ってきます。この事を不快に思ったり、苦手な方はここで閉じていただき、続きを読むのは控えてください。


最後に投稿へのモチベーションを維持する為にも、コメントや評価、ブックマークをして頂けると執筆を続ける励みになりますので、どうぞよろしくお願いします。

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