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戦極結承 ◇◇ ~バッドエンドへ向かう少女の物語~  作者: 空斬しゅう


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66話 転移魔法陣の秘密!?

椿さんに案内をしてもらい、30分ほど歩いて公園に着いた。



「あそこの高台にあります」



王都も公園の高台だったね。他もそうなのかな?

階段を上って魔法陣の前に立った。



「触っても大丈夫ですか?」


「はい、大丈夫です」



私は魔法陣の中央に立って魔法陣を触ってみた。

その瞬間、魔法陣が光り輝いた。


ピカーッ!



「え!? ユイさん、何をしたんですか?」


「ええ? 触っただけですよ?」


「こんな事、初めてです!」



私も椿さんもビックリしてあせってしまった。


けど、あれ? これもしかして? 魔法陣の魔力が私の体に流れて来るのがわかった。 そして何となく頭に思い浮かんだ言葉を呟いてしまった。



「フォルトゥナ王都」



その瞬間、光に包まれて……目を開けると王都だった。


うわ~、王都だ! 転移できた!? 凄~い。

あ、でも帰れるのかな?


今度は王都の魔法陣に触れるとまた光だしたので「オウディス」とつぶやいた。

再び光に包まれて戻ってきたら、目の前に椿さんがいた。



「ユイさん、大丈夫ですか? どうなったのですか?」


「転移が使えたよ。目をあけたら王都だった」


「うそ! 転移がつかえたの? この数百年、誰も使えなかったこの転移を?」

「凄い、凄い、凄~い! 直ぐに報告を!」


「ま、待って! 椿さん」


「どうしたんですか?」


「報告は待って。できれば黙ってて欲しい」


「え? でも」


「この件はビオラさんと一緒に研究しているから、報告はビオラさんからしてもらうから」


「え? ビオラさんが? そっか、じゃあ私は黙っておくね」



はい、ごめんなさいビオラさん。

適当な嘘に名前を使ってごめんなさい。

でも想像以上の効果だね。ビオラ信者ちょろい。



「でも、もう一度やってみます」


「椿さんも一緒に飛べるか実験しましょう?」


「いいのですか? ビオラさんより先に体験しちゃって?」



この人、本当にビオラさんの信者だね。



「大丈夫です。手を握りますね」



私は再び王都に転移した。でも光輝いて転移する直前、握っている手が弾かれて転移したのは私だけだった。

戻って来た私の目の前には残念そうにする椿さんがいた。



「駄目でしたね」


「これは一人用なのかな?」


「伝承では二人以上でも使えたはずですが」


「じゃあ、もう一度いいですか?」


「はい」



今度は椿さんを逃がさない様に抱きしめて転移した。

しかし、転移したのは私だけだった。


でも何か行けそうな感じがしたのだけどね?



「今のは行けそうだったのにね?」


「そうですね」


「魔法陣の魔力が伝わりきっていない?」


「どうでしょう? 確かに最初はつないだ手、2回目はもう少し広い範囲がフワ~っと感じたけど」


「じゃあ今度は全身に魔力が伝わるまで待ちますね」


「え? 何となくだからわかりませんよ?」


「私が何となく? ですがわかるので見ておきます」



もう一度、椿さんをギュッと抱きしめて、魔力が伝わるまで1分ほど待った。 (……柔らかい)



「何かいけそう」


「じゃあ、いきますよ?」


「はい……///」


「フォルトゥナ王都」



光り輝いた先で、私と椿さんは王都にいた。



「凄~い、本当に王都だ!」


「まだ黙ってて下さいね?」


「はい、ビオラさんの研究の邪魔をしたりはしません!」



え? 私は? 私の手柄は?



「じゃあ、戻ります」



同じ要領でオウディスに戻った私達は帰路についた。

読んでいただきありがとうございます。

基本は一週間ごとに更新するつもりです。

ただ状況によってはきりのいい所まで連発で投げるかもです。


また今後の展開について。R15に収まるように調整はしていますが、残酷な描写や、少しHな描写が入ってきます。この事を不快に思ったり、苦手な方はここで閉じていただき、続きを読むのは控えてください。


最後に投稿へのモチベーションを維持する為にも、コメントや評価、ブックマークをして頂けると執筆を続ける励みになりますので、どうぞよろしくお願いします。

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