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戦極結承 ◇◇ ~バッドエンドへ向かう少女の物語~  作者: 空斬しゅう


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198/219

198話 公開処刑の始まり

私が一人寂しく控室でお呼びがかかるのを待っていると、扉がノックされた。



「どうぞ~」


「失礼します」


「お待たせ致しました。それでは会場へ案内させてもらいます」


「うん」



私は移動中、何度も胸のひし形の所を確認した。

ずれてないけど、やっぱり気になるね。

気がついたらポロっとしてたなんて事になったら大変だからね。



「ユイ様、あまり、気にしすぎると逆に注目を集めてしまいますよ?」


「そうだよね。この服を信用しておくよ」


「最後に会場では、屈んだりしゃがんだりしない様にして下さい」


「それと激しく動き過ぎるとズレる事があるのでお気をつけください」


「わかりました」



何か壮大なフラグをたててくれたけど、私はそんな事をするつもりは無いからね。

フリじゃないよ?


そして、会場の扉を開けて中に入った。

私が広場に入った瞬間、ザワザワしだした気がする・・。

それに全員が私の胸元を見てる気がするよ。

自意識過剰かもしれないけど・・。




しばらくすると、若い男達が私の前に集まってこっちを見てる。

たまに声をかけられたけど、全てお断りしているうちに、誰も声をかけたこなくなった。

それはいいのだけど、私の前側に集まって全員でこっちを見るのは止めて欲しいよホントに。



『あの娘ヤバイよな』


『ヤバ過ぎだろ』


『俺、ずっと見ておきたい』


『むっちゃスタイルいいよな?』


『これだけ見られても動揺すらしないなんて凄い精神力だよな』


『逆に見て欲しいんじゃね?』



その後、途中で誰もいなくなって、ホッとしたと思ったらまた増え出したよ。


「はあ、早く終わらないかな?」



そして、やっと新商品の発表とデモンストレーションが始まった。

並べられた4っのマネキンに文字の書いたシャツを着せて、その上にA~Dの生地で出来た服を着せた。

Aは文字がハッキリ見えてDになると微かにわかるぐらいだった。

私が試着したドレスとは生地が違うのかな?

長い説明の後、私は前に呼ばれた。

他にも3名の女性が立っていた。

皆、B~Dのドレスを着ているみたい、確かにBの人のドレスはよく見ると色々とわかるほど透けている。

胸も見えそうで見えない透け感だった。


でも、ここに私が並んでいいの?

もう一度、自分のドレスを見てみたけど、全く透けてないし。


私のだけ気を使ってくれたのかな?

まあ、今はモデルとして試着しているから好奇な目にさらされるのは我慢する事にしたんだ。


けど! この後、聞いていなかった事件が発生したの!

何とモデル達が順番に少し高台になっている中央のステージ(ランウェイ)をウォーキングしだしたの!

わかる? モデルのウォーキングだよ?

私に出来るわけないじゃん!

あんな歩き方をしたら足を縺れさせて盛大にコケる自分が想像出来るし!


ど、どどどどうしよう?


あわあわとテンパっていたけど時間は待ってくれず私の番が回ってきた。



もうコレは腹をくくるしかないね。

私はいつも以上に周りの視線を無視して意識を外界から遮断した。


そして、第一歩!

右手と右足が同時に出てしまった。


うわああああ。恥ずかしい。


でも何とかポーカーフェイスを装ってモデル達が並んで立っている場所まで頑張って歩いた。


そして! 横に並んで見様見真似でモデル立ち(ポージング)をした!



はう〜、恥ずかしくて死にそう。

いつも読んでいただきありがとうございます。

私事で大変申し訳ありませんが、今後の投稿(更新)間隔に関する予定を活動報告に記載しておきます。


また今後の展開について。R15に収まるように調整はしていますが、残酷な描写や、少しHな描写が入ってきます。この事を不快に思ったり、苦手な方はここで閉じていただき、続きを読むのは控えてください。


最後に投稿へのモチベーションを維持する為にも、コメントや評価、ブックマークをして頂けると執筆を続ける励みになりますので、どうぞよろしくお願いします。

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