193話 常識外れの重ね掛け
今日はマニカ達について行く事にした。
目的は進捗状況の確認と、私が自分にかける魔法の身体強化の確認をしてもらう為。
「サラ、シフ~、いつもありがとうね」
「ううん、楽しいから大丈夫」
私はディネとノンも召喚した。
「お、魔力は掴んだんだね。今はコントロールの練習ね」
ディネとノンは一目見ただけで、二人の進捗状況がわかったみたいね。
さすが魔法に特化した精霊だね。
「今日は私の身体強化を見て欲しいの」
「ああ、前に言ってたやつね? 発想はいいけど、現実的には莫大な魔力とコントロール技術がいるよね」
「身体強化魔法をかけた後に属性を付与したいって言ってたやつね?」
「そうそう、見ててくれる?」
「うん、いいよ」
私は光魔法を使って身体強化をかけた。
これで、私のステータスは全体的に底上げされている状態。
私はゆっくりと集中し現状を維持しながら、土属性の全身強化の魔法で上書きした。
「うん、やっぱりユイは凄いね~」
「違う反応をするモノをよく1つにまとめれているね」
「そうだよね、普通は同種の魔法を上書きすると、最初にかけた魔法は消えるハズなのに、ステータスを上げた状態を維持しながら、それを基礎として次の魔法がかかっているよ」
「だから効果は桁違いだね」
「これは、マニカとリアに教えている完成形みたいなものね」
精霊達のその言葉を聞いてマニカは気落ちして呟いた。
「やっぱり凄いねユイは、私達が必死に練習しているヤツをあっさり出来ちゃうなんて」
「あ、ごめん、ごめん。完成形とは言ったけど、リア達が練習しているモノとユイのやったモノは別物だからね?」
「そうなの?」
「うん、**『闘気』で基礎を上げて魔法で更に飛躍させるのがリア達」
「ユイは『魔法』で基礎を上げて、更に『魔法』**で飛躍させているの」
「後者は難易度が高くて難しい、精霊も含めて普通は出来ない」
「出来ない?」
「異なる言語を一人で同時に発声する様なものよ?」
「でもリーニも風に火を混ぜて使っていたよね」
「それは恐らく同種の命令を一つの方向にまとめた魔法だよ。こんな感じかな?」
ディネが温風を作って見せてみた。
「うん、こんな感じ。でも、さっき同じものは上書きされるって・・」
「結果(効果)が同じ魔法って意味だよ」
「うん、わかりません(マニカ)」
「わからないわね(リア)」
あっ、マニカとリアは考える事を放棄したね、これは。
「まあ、ユイの魔法技術がそれだけ凄いって事はわかったわ」
「でもリア達は一度使える様になれば、魔法だからいつでも使えるし頑張ろうね」
「ええ、もちろん」
「うん、頑張るよ~」
「ユイは属性付与に使う魔力の濃度と割合が悪いから調整しようか」
「そうなの?」
「うん、最適な割合を覚えてもらうよ」
「わかった~、よろしくね」
それから私はマニカ達と共に魔法の修行に励んだ。
いつも読んでいただきありがとうございます。
私事で大変申し訳ありませんが、今後の投稿(更新)間隔に関する予定を活動報告に記載しておきます。
また今後の展開について。R15に収まるように調整はしていますが、残酷な描写や、少しHな描写が入ってきます。この事を不快に思ったり、苦手な方はここで閉じていただき、続きを読むのは控えてください。
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