188話 クレイノスへの頼み事
これは数日前、奴隷の契約をした翌日の話
私は一人でお出かけをした。
目的地はクレイノスの屋敷。
突然の訪問にも丁寧に対応してくれて、客室でしばらく待つ事になった。
しばらくして、ノックと共にクレイノスが入ってきた。
「すまないな、待たせてしまって」
「いえ、私の方こそ突然やってきて、ごめんなさい」
「ちょっと聞きたい事と、場合によっては、お願いしたい事があるの」
「ああ、何でも言ってくれ」
「俺が探し求めてた者の情報をくれたんだ。出来る限りの事はさせてもらうよ」
「借りを返せるなら願ったりだ。ユイは情報料を受け取ってくれなかったしな」
「聞きたいのは、今年の特別オークションの開催日。終わってたら仕方ないのだけど」
「もし間に合うなら、私が入札出来る様に便宜をはかってもらえないかなって」
「あ~、アレだよな? 奴隷の・・だよな?」
「うん」
「奴隷を買うのか?」
「数人はもう買ったよ、家で家事全般をまかせているの」
「ただ、どうしても欲しい子が、そのオークションに出るみたいで・・」
「そうか、わかった。それなら俺の紹介って事で大丈夫だ」
「本当?」
「ああ、でもギリギリだったな。オークションは明後日だけど、参加登録は今日までだから」
「今から登録に行きたいんだけど、参加者はユイでいいのか?」
「うん、私だけ」
「そうか、てっきり小さなビオラさんを連れて行くのかと思ったよ」
「え? ブルーナの事?」
「そうそう、見透かされてそうで、あの子怖いよ」
「失礼ね、あんなに可愛いのに」
「ごめん、ごめん」
「よし、じゃあ、今から登録にしに行こう」
「ごめんね、ありがとう」
それから私達は奴隷商会に行き参加登録をして、再びクレイノスの屋敷に戻って打ち合わせをした。
「じゃあ、最終確認な」
「通常の奴隷は1000~3000万だが、オークションは3000万からスタートする」
「大体10~50万で上がって行くが、目玉商品とされる子は5000万に届いた事があるぞ」
「それと競争相手がいた場合は、見た目のハッタリも重要だから身なりはちゃんとしておいた方がいいぞ?」
「わかった」
「それでは明後日、準備ができたら家に来てくれ」
「一緒に行くの?」
「ああ、俺が行かないと会場に入れないからな」
「そっか、ありがとう」
これで何とかなりそうだね。
でもそうか~ 見た目か~ うーん、可愛い服はダメって事だよね?
こっちは至急なんとかしないといけないね。
そして私は再びお礼を言ってクレイノスの家を後にした。
いつも読んでいただきありがとうございます。
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また今後の展開について。R15に収まるように調整はしていますが、残酷な描写や、少しHな描写が入ってきます。この事を不快に思ったり、苦手な方はここで閉じていただき、続きを読むのは控えてください。
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