186話 メイド隊の到着と、常識の崩壊
「失礼します」
「いっらしゃ~い。 待ってたよ」
家で働くメイド隊が到着した。
「「 よろしくお願いします 」」
「あ、この家は玄関で靴を脱いでね?」
皆をリビングに通して簡単な説明をした。
「今日は色々とやる事があるだろうから、仕事は明日からだからね」
その後、私が案内をしてまわって、最後に、この日の為に増築した別棟へ。
「こっちの通路から皆の個室に繋がる別棟へ行けるからね」
「個室?」
「え?」
「個室が頂けるのですか?」
メイド隊の皆がビックリして私を見ている。
「ん? そうだよ? ちゃんと用意しているからね」
そして一番手前の部屋を開けた。
「これと同じ部屋が左右に3部屋あるから、好きなところで1人1部屋使ってね」
「・・こんな立派なお部屋を頂けるなんて」
「ベットがあるよ・・」
「机と鏡台まで・・・」
「ほ、本当に?」
「もう、何を言ってるのよ。 当り前でしょう?」
「あ、そうだ、各部屋にシャワー室は付いているけど、トイレは廊下の奥にある共同用のを使ってね」
「シャワー!?」
「これは、奴隷の待遇ではないです」
「本当にいいのでしょうか?」
メイド隊の皆は何か、また固まってしまった。
「もう、この家で働くのだから**『奴隷の精神』は禁止!**」
「え、でも・・」
「禁止!」
「「 はい! 」」
そして自由に部屋割りをしてもらってから荷物を置いて、皆が待つリビングへ戻った。
「・・・と言う感じで案内してきたよ」
「さすがユイ」
「うん、戸惑っているメイド達の様子が目に浮かぶわ」
「はあ・・」
「ユイ・・」
「え? 何よ~、何か皆、反応が酷い」
「新しい環境でいきなり180°考えを変えるは大変だよ?」
「まあ、徐々に慣れてもらうしかないね。ユイに」
「そうだね」
「うん」
皆、酷っ。 ・・・まあ、いいや。
「後、食事は皆一緒に食べれば良いと思うんだけど?」
「「「 えっ!? 」」」
ほぼ、全員が私を見た? 何で?
「ユイ? それは無理だよ?」
「そ、それは私達も含まれるのですか?」
「そ、それはさすがに・・・」
「ユイの今日一番の無茶ぶりだ~」
「え? だって、その方が楽しいじゃない? それに奴隷の精神禁止って言ったでしょう~。皆は一緒に食べるのは嫌なの?」
「ユイ? 私達は、この子達と一緒に食べるのが嫌なわけじゃないよ? ただ彼女達は食事の準備、配給、片付け等で結構大変なのよ。だから時間を調整しながら各々食事をした方が効率的なのよ」
「むう、そうなんだ。 じゃあ仕方ないね」
「ユイ様、私達の事を想って色々を手を差し伸べて頂き感謝いたします」
「あ、うん。ごめんね、よくわかっていなかったのは私の方だから」
「じゃあ、今度おやつに何か買って来た時は一緒に食べようね?」
メイド達は再び絶句して、助けを求めてリア達を見た。
「まあ、それぐらいならいいんじゃない?」
「うん、そうだね」
「うん」
「やったー! じゃあ今度、美味しそうなおやつを買って来るね」
「・・・は、はい。 ありがとうございます」
リア達からの援護射撃を諦めたヘーラは、引きつった笑顔で返事をした。
その後、話せる範囲で生立ちや近況を話してもらった。
「じゃあ、最後に私からプレゼントがあります」
私はアイテム袋から大きな紙袋を5つ取り出して、ヘーラ達5人に配った。
「はい、どうぞ」
「ありがとうございます。これは服ですか?」
「正解! これは従業員服! いや制服! メイド服だよ」
「わかりました。 ありがとうございます」
「それぞれ、5セットずつ入っているからね」
「開けてみてもよろしいでしょうか?」
「うん、どうぞ」
「うわ~、綺麗な色です」
「本当、綺麗~」
「デザインも可愛いです」
「凄~い、可愛い」
「私、こんな可愛い服は着た事がないです」
「あ、でも・・・」
「どうしたの?」
「あ、いえ。 **スカートが短いな~**と思いまして」
「そう? でもその方が可愛いでしょう?」
「え、あ、はい」
「ヘーラ?」
「はい」
「ユイは可愛いもの重視だから」
「そうだよ、私達もユイに作ってもらった服は全部そんな感じだから」
「可愛い事以外は何も考えていないから」
「他意は無いから着てあげてね?」
「わかっています。大丈夫です」
その後、私が事前に作っていた夕食を食べて、片付けも終わっから皆でくつろいだ。
いつも読んでいただきありがとうございます。
今後の投稿(更新)間隔に関する予定を活動報告に記載しておきます。
また今後の展開について。R15に収まるように調整はしていますが、残酷な描写や、少しHな描写が入ってきます。この事を不快に思ったり、苦手な方はここで閉じていただき、続きを読むのは控えてください。
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