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戦極結承 ◇◇ ~バッドエンドへ向かう少女の物語~  作者: 空斬しゅう


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183/190

183話 我が家のお手伝いさん

私達は王都にあるロスさんの商会の施設に向かって歩いていた。

目的は家で働いてもらうメイドさんの確認。

結局、奴隷を買う事になったんだけど、ロスさんの所で働く予定で教育中だった子を譲って貰える事になった。

料金は私が払うつもりだったんだけど、皆で話し合った結果、購入費用を全員で均等に支払う事になった。

そして、実際に会って私が最終確認をしてから手続きになるんだって。

私はブルーナが決めてくれたら、それでよかったのだけど、それはダメって言われた。



「じゃあ、全員女の子?」


「うん、4人は新人だけど、最低限の教育は出来ているから家事全般は大丈夫だよ」


「それで、一人だけ教育係として、去年から家の商会で従業員として働いていた子を譲ってもらえたから」


「何か悪いね」


「ううん、大丈夫」


「ただ、新人の一人は特殊な子だから実際に見てもらった方がいいと思うの」


「私はブルーナがいいと思ったら、それでよかったのに」


「でもどんな子達かな~」


「楽しみだね」


「うん」


「着いたよ~」



目の前には立派なお邸があった。



「ここ?」


「うん、新人は家の商会で働く前にここで学ぶの。 教習所と実習所を兼ね備えた施設だから」


「はあ、だからブルーナの家にいたメイドさんや商会の従業員はあんなにしっかりしているんだね」


「そこはしっかりしないと、ただ物を売るだけじゃ売り上げは伸びないからね」



ブルーナに促されるまま施設に入って大きな広場に案内された。


そこには、結構な人数のメイド(生徒)と先生達が並んでいた。

一斉に挨拶をされたけど、あまりの迫力に気圧されてしまったよ、私は。

ここで教えているのは家事全般だよね? 軍隊じゃないよね?

私がバカな事を考えているうちに話は進み、家で働いてくれる子の紹介が始まった。



「初めまして、ヘーラと申します。 歳は17です。この度は私を買って頂いてありがとうございます」


「精一杯、頑張らせて頂きますので、どうぞよろしくお願いします」



買う? いや、まあ、そうなんだけど・・・



「この、ヘーラがメイドのリーダーとして新人の指導もまかせるつもりだから」


「うん、わかった」


「じゃあ、続けて4人とも自己紹介を」



「「はい!」」


「はじめまして、ライラと申します。15歳です。


こちらの施設で教育を受けて6か月足らずですが頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします」



「はじめまして、モネです。 先月14歳になりました」


「私達も半年前から、ここで勉強をさせてもらっています。 どうぞよろしくお願いいたします」



「はじめまして、モネの双子の妹でシュネといいます」


「姉と一緒に買ってもらって大変感謝をしています。期待に添えるように頑張ります」



「ルゥ 14歳です。 私なんかを買ってもらって感謝しています。です」


「頑張ります。 ここでは先月から勉強させてもらってた。です。」




うわ~~~~~ 猫耳だ~~~~ かわいい~~~~


私はルゥに近寄ってまじまじと見てしまった。



「ユイ?」


「ああ、ごめんね」


「この子は獣人族なの?」


「うん、獣人族を毛嫌いする人がいるから、ユイは大丈夫かな?って思ったけど・・・大丈夫そうだね?」


「うん、もちろん」


「ごめんね、ビックリさせちゃって。私は獣人族を見たのが初めてだったの」


「ちょっとだけ耳を触ってもいい?」


「はい、どうぞ?」



私は皆の視線を無視しながら猫耳を触らせてもらった。



「うわ~ モフモフだ~」


「はあ~ 癒される~」


「・・・ユイ?」


「え? あ、うん。 ルゥ、ありがとう」


「いえ、いつでも触って下さい」


「どう? この5人でもいいかな?」


「うん、問題ないよ。 この子達でお願いします」



マニカやメティナ達も賛同してくれたのでお買い上げ決定です。



「やっぱり人選もブルーナに任せておけば問題なしだね、猫耳にはビックリしたけど」


「ルゥに関しては保険のつもりだったから」


「保険?」


「大丈夫だと思うけど、私達が留守中に強盗等のトラブルに巻き込まれたりしないとは限らないからね」


「ルゥは冒険者ランクで言えばC相当の実力があるから、いざという時に追い払うぐらい出来ると思う」


「それに獣人族のネコ科は脚力に特化してて、瞬発力とスピードが持ち味だけど」


「ルゥは、その中でも頭一つ抜けていたみたいだよ?」


「おお、凄いね~ 」



それを聞いてリアもルゥが気になったみたい。



「ねえ、ルゥの得意な武器とかあるのかしら?」


「ナイフです。・・・両手に」


「あら、私と似てるわね」


「リア~ 面白いから鍛えてあげたら?」


「それはダメじゃないの?」



リアとマニカは揃って私を見た。



「空いた時間でルゥが嫌じゃなければ別にいいと思うけど?」


「そう?」


「ルゥはどうしたい? 別に無理に強くなろうとしなくてもいいんだけど」


「・・教わりたいです。 今まで誰にも教わった事がないので、教えてもらえるなら」


「そっか、わかった。 じゃあリア? ルゥが空いた時間でいいから見てあげて~」


「わかったわ」


「でも、ほどほどでいいからね?」


「わかってるわよ」



本当かな? でもリアも嬉しそうだし大丈夫かな?

いつも読んでいただきありがとうございます。

今後の投稿(更新)間隔に関する予定を活動報告に記載しておきます。


また今後の展開について。R15に収まるように調整はしていますが、残酷な描写や、少しHな描写が入ってきます。この事を不快に思ったり、苦手な方はここで閉じていただき、続きを読むのは控えてください。


最後に投稿へのモチベーションを維持する為にも、コメントや評価、ブックマークをして頂けると執筆を続ける励みになりますので、どうぞよろしくお願いします。

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