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戦極結承 ◇◇ ~バッドエンドへ向かう少女の物語~  作者: 空斬しゅう


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182話 男たちの密談と、背後の悪魔

「ごめんね?」


「いいよ、ビオラさんに判断を任せるのは間違ってないよ」


「でも、手助けが必要な時は必ず声をかけてね?」


「うん」


「準備が出来しだい皆には話す事になるから、その時はよろしくね?」


「は~い」


「あ、そうだ、今後の為にアレを教えておかないとね? すいません、着替えるので外で待っててもらってってもいいですか?」


「ああ、わかった」



カインさんとゼイナスさんは再び部屋の外に出ていった。



「なあ、ゼイナス?」


「なんだ?」


「不可抗力とは言え……ユイのを見てしまったな」


「ああ、大きかったな~」


「確かに。今まで見た中で一番大きいかもな」


「服を着てても大きいのはわかっていたが、正直パッドを入れてるだろうと思っていたよ俺は」


「そうだな、ユイは腰とか細いしな。それで、あの大きさは反則だよな」


「だな。取り敢えず、今後は意識しないように気をつけないとな」


「そうだな、フッと目が胸にいっていまいそうだしな」


「お前はリーニがいるから大丈夫だろ?」


「いや、大きさの質が違うぞ?」


「確かに、リーニも大きい方だろうが、次元が違うなアレは」


「だからこそ・・」



そこで突然後から声をかけられて、それ以上は喋る事が出来なかった。



「質や次元がどうしたの?」


「「 !!!! 」」



二人の動きが凍り付いた。

そして恐る恐る振り返ると、そこには満面の笑み(目は笑っていない)を浮かべたリーニが立っていた。



「リ、リーニ・・・」


「い、いや何でも・・・」


「ち、違うんだ・・」


「で? 私が何?」



笑顔のリーニに迫られた二人は、冷や汗を流しながら、廊下で土下座をして許しを請う事になった。



一方、室内ではユイが困っていた。


「ユイ、一度ドレスを脱いで?」


「え? ここで?」


「うん」


「いや、その、ここでは・・」


「もう、室内には女の子しかいないから大丈夫でしょ?」


「そうなんだけど」


「じゃあ、先に私が脱いで説明するね」



そう言ってブルーナはドレスを脱いだ。



「これがドレス用のインナービスチェだよ」


「スカートの下はこのフレアパンツを穿くと安心でしょう?」


「ドレスと一緒に置いてなかった?」


「・・あった気がする」


「ユイのドレスはスカートの前が特に短いから、フレアパンツは穿いた方がいいよ?」


「スカートの下に穿くとは思わなかったから・・・」


「ビオラさんも言っていたけど、このドレスにはズレ防止のゴムが入ってないから、ちょっとした事でさっきみたいにズレ落ちちゃうから、ビスチェを着た方がいいよ。このビスチェは生地をくっ付ける素材が入ってて、これでずれる事は無くなるから」



丁度、このタイミングで扉がノックされてメイドさんが何かを持って来た。



「失礼します。 こちらが、ユイ様が着用するはずだったビスチェの上下セットでございます」


「ありがとうございます。そこに置いてて下さい」



私が着るハズだったのを持って来てくれたのね。



「ユイ、これに着替えてみて?」


「わかった・・」



仕方ないから諦めて着替えるか・・。

しかし予想通り、私がドレスを脱いだ瞬間にまわりから声があがった。



「また大胆な下着だね?」


「うわ~」


「ユイ? それはちょっと・・」


「ユイちゃん?」


「セクシーって言うよりエロいね?」


「お尻が丸出しだね?」


「ち、違うのよ? 透けたりしない様に調整していたら、これがベストだったの・・」



私は言い訳をしながらササッと着替えを済ませた。



「ど、どお?」


「うん、それなら動きまわっても大丈夫だね」


「ごめんなさい、まさかユイちゃんがそんな過激な下着だったなんて思わなかったわ」


「え、いや、大丈夫でしたよ?」


「うん? 全然、大丈夫じゃなかったわよ?」



えっ!? これはまた説教されるパターン?



「会場に入る前、ユイちゃんがフレアパンツを穿いて無いと知った時に、片膝をついて屈めばユイちゃんのスカートだと見える事はわかっていたの」


「でも、ユイちゃんは見られても気にしないと思ったのよ」



え? やっぱり私の事を誤解してますよ? ビオラさん? (あの写真の件で、私が露出狂か何かだと思ってる!?)


「それぐらいなら、前面に並んでいた人達も一瞬見るぐらいで興味を失くすと思ったのに、予想以上にユイちゃんを仰視する人が多かったのは、そう言う事だったのね」


「え? そんなに見られてました?」


「ええ、皆ユイちゃんの方を見ていたわよ?」


「じょ、冗談ですよね?」


「本当よ? 前面に立ってた人は全員、ユイちゃんを見てたわ」



私は否定を求めて皆を見渡したら、全員が気まずそうに頷いてしまった。



「過呼吸でうずくまった時なんて、大きく脚を開いて座っちゃったから正面以外からも見えていたと思うの」


「でも私はそれよりも、屈んだ事でドレスがずれてしまっていたから、早く隠さないとって思って、そっちは気づかなかったわ」



え? 何? じゃあ、私は大勢の人に見られながら醜態を晒してたって事なの? ・・でも、大事な所の最終防壁ラインは守られたみたいだし大丈夫かな?

うん、考えるのは止めよう。 (思考停止)


「もうドレスを着る事は無いと思いますが、これで今度からは大丈夫です」


「そうね、でもまだドレスを着る機会があるからね?」


「え?」


「今度の計画を考えると必要になると思うから」


「・・わかりました」



予想外の事態が発生したけど、取り合えず式典は終了した。


そして私の消えない黒歴史を乗せて、馬車で帰宅した。

いつも読んでいただきありがとうございます。

私事で大変申し訳ありませんが、今後の投稿(更新)間隔に関する予定を活動報告に記載しておきます。


また今後の展開について。R15に収まるように調整はしていますが、残酷な描写や、少しHな描写が入ってきます。この事を不快に思ったり、苦手な方はここで閉じていただき、続きを読むのは控えてください。


最後に投稿へのモチベーションを維持する為にも、コメントや評価、ブックマークをして頂けると執筆を続ける励みになりますので、どうぞよろしくお願いします。

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