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戦極結承 ◇◇ ~バッドエンドへ向かう少女の物語~  作者: 空斬しゅう


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179話 ドレスの罠?と、調整の失敗

「男性は右側の扉、女性は左側の扉から更衣室に入って着替え終わったら、こっちの控室で待ってってね」


「わかりました」


「ビオラさんは、どこか行くのですか?」


「ユイちゃんは別室で着替えてもらうから、連れて行って来るわ」


「え? 私だけ別室ですか?」


「そうよ、本日の主役だからね」


「・・わかりました」



着替えは私だけ別みたいで、ビオラさんに別室へ連れて行かれた。

しばらく廊下を歩くと執事が立っている扉の前で立ち止まった。



「ユイちゃんは、ここの部屋で着替えてくれる?」


「わかりました」


「部屋の中にユイちゃんのドレスを置いてあるから、それに着替えてね?」


「えっと、着替えの手伝いの人は~」


「いえ、大丈夫です。 一人で着れますから」


「そう?  じゃあ着替え終わったら、この執事に声をかけてね?」


「わかりました~」



はあ、やばかった。

そういえば貴族とかお金持ちは自分で着替えないってよく聞くしね。

男の人に着替えを手伝ってもらうなんて絶対に嫌だし。


私は一人で部屋に入って鍵をかけた。


これだよね? ワインレッド色のドレスがハンガーにかかっていた。

私が染色した生地だよね。

手触りは物凄く良いし、超お高い生地なんでしょうね。

でもこれは目立ち過ぎない? ドレスってこんな物なのかな?

あまり目立ちたく無いんだけど・・


ドレスはオフショルダーで胸元は少し谷間が見えるVカットになっていて、背中側も大きく開いていた。 スカートは2重構造で内側は体にフィットするタイトミニスカートで股下2cmぐらいだけど、外側はフレアスカートで両サイドから後ろにかけて膝丈ぐらいの長さになっている。

結構っていうか、かなりセクシー系のドレスだよね? 大丈夫なの? これで合っているいるの?

ビオラさん、あの写真以来、私の事を誤解していない? しているよね?


でも、このまま固まっている訳にもいかず、取り合えず、服を脱いで着てみた。

あ、ブラジャーが少しはみ出ているし、肩紐が丸見えだよね。

背中側はギリギリ隠れているから大丈夫?かな。

下は薄っすら色と形がわかるぐらいに透けて見えてる。 え? どうするのこれ?


【彼】の記憶で着物は下着をつけないって言ってたと思うけど、ドレスもつけないの?

でも、この生地で下着をつけないのはヤバく無い?

私は、一応ブラを外してドレスを着てみた。

うん。ダメなやつだった。


どうするの? どうしたらいいの?


私は言霊召喚で【彼】を呼び出して聞いてみた。

けど、「男の俺に聞くなよ、知ってるわけ無いだろ?」って言われた。

もう、役立たず!


仕方が無いので【彼】を送還して自分で何とかする事にした。

下着は上下とも極薄の生地の物にして、同色のワインレッド色に染めた。

ブラジャーは肩紐だけを外して着けてみた。

下も薄手の同色にしたお陰で、少し透けているけど、よく見ないとわからない位になった。

うん、完璧。

後はストッキングを穿いて、ヒールの靴を履いたらお着換え終了ね。


そして準備が終わった私は鏡の前に立って自分の姿を入念に確認した。


うん、まあ大丈夫かな?


私は部屋の外に出て、執事に声をかけて会場の控室まで案内してもらった。

既に控え室には全員がそろっていた。



「ユイが来たぞ」


「うわ~、 可愛い~」


「ユイちゃんはスタイルがいいから、予想通りよく似合っているわよ」


「家着以外でユイがこんなに肩を出した服を着る事ないもんね」


「うん、ユイ似合っているよ」


「ありがと~ 皆もよく似合ってて可愛いね」



嬉しい事に皆、染色した生地を使ったドレスだった。


あれ? でもミニスカートって私だけ?

肩が出ているのも私だけだし・・・

ビオラさんとリーニさんは足首まで隠れるロングスカートだし、

ブルーナ達は全員、スカートは膝丈のドレスだよね?



「ビオラさん? 私のドレスだけ派手じゃないですか?」


「そうよ、顔を売るために一番目立って欲しかったから」


「え?」


「大丈夫よ? ユイちゃんが、特に何か喋るわけじゃないからね?」


「先頭は私とギルマス、その後ろにユイちゃん、マニカちゃん、リアちゃんね。」


「私達の動きの真似をしてくれたらいいだけだから」


「後は気楽に立っていたら大丈夫よ?」


「わかりました」



そして、お呼びがかかったので控え室から会場に向かった。 扉の前でビオラさんが振り返った。



「じゃあ、入るわね。 気楽に・・・・っ!」


「ユイちゃん!!」


「え? ビオラさん、どうしたんですか?」



なぜか、私を見て驚いている?



「ユイちゃん? ビスチェは? 着なかったの?」


「え? ビスチェって何ですか?」


「えっ?」



今度は慌ててブルーナが私の所に走ってきて、私をジッと見た。



「着けてないみたいです、普通の下着です」


「まさかフレアパンツも?」



ブルーナがしゃがんで私のスカートの中を覗き込んだ。


「ちょ、ブルーナ?」


「普通の下着でした。 ビオラさんどうしましょう?」


「え? 何? どう言う事?」


「さすがに時間が無いわ、それによく見ないと気づかないわね。ユイちゃん? ドレスがずれたりしない?」


「ええ、大丈夫ですよ?」


「このドレスにはズレ防止のゴムが入って無いから、ビスチェに生地を引っ付ける素材が入っていたのだけど・・ズレてないなら大丈夫かしら?」


「そうですね。 激しく動きまわらなければ大丈夫だと思います」


「え? だから何よ?」


「ユイ? 詳しくは終わってから説明するから気にせずにそのままでね?」


「そうね、大丈夫そうだから行くわね?」



よくわからなかったけど、特に気にせずビオラさんの後を追って入室した。

いつも読んでいただきありがとうございます。

今後の投稿(更新)間隔に関する予定を活動報告に記載しておきます。


また今後の展開について。R15に収まるように調整はしていますが、残酷な描写や、少しHな描写が入ってきます。この事を不快に思ったり、苦手な方はここで閉じていただき、続きを読むのは控えてください。


最後に投稿へのモチベーションを維持する為にも、コメントや評価、ブックマークをして頂けると執筆を続ける励みになりますので、どうぞよろしくお願いします。

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