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戦極結承 ◇◇ ~バッドエンドへ向かう少女の物語~  作者: 空斬しゅう


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167話 心の鎧の限界、そして

私は感情を消して、一点を見つめた。

ここで私が目をつぶったり、嫌がる表情をすれば逆にこいつらを喜ばすだけだとわかっていたから。

それに魔法の使えない女の私が暴れようとしたところで力で抑えつけられるだけで無意味なので、身体の力も抜いて抵抗しないようにした。



「さて、可愛がってヤルか」



でもやっぱり、いざその声が聞こえたら身体がビクっとしてしまった。

でも大丈夫。私なら大丈夫。絶対に心を折ったりしない! そう強く決意した。



「ダンモさん、こいつ色気の無い女ですね?」


「バカかお前。 見た目の服装に騙されるなよ?」


「見てみろ」



そう言って私の上着をめくった。



「うわっ、これは!」



ベンモは私を触り始めた。



「はっはっは、口を噛みしめて我慢するつもりか?」



そしてズボンを完全に下ろされた。



「うわ~、予想以上ですね?」


「だろ? こいつは性欲レベル7らしいぞ?」


「レベル7? マジっすか? 娼婦でもそんなレベルいないっすよ」


「ああ、普通に考えたら10人以上の男とヤリまくって、それを毎日何年か続けても無理だな」


「こいつ確か15歳っすよね? お前、いったい、いつからヤリまくってたんだ?」


「ああ、だからこいつ今から犯されるってのに平然としてるんですね?」


「はっはっは、いや、逆に期待してんだろ?」


「それは、そうですね。ここにいるヤツら全員の相手をするんですし、100人はいるでしょうから」



うそっ、100人? そんなにいるの? まさか、全員が私とするつもりなの?

うそでしょ・・・ いや、大丈夫。 痛覚も切っているし。弱気になっちゃダメだ。



「おい、そこに寝かせろ」


「はい」



私は仰向けに寝かされて、手錠をされている両手は頭の上で押さえつけられた。 両脚にも一人ずつ男が抑え込んでいる。


「さてと、これは邪魔だな」



ダンモは私の衣服を全て剥ぎ取った。

絶対、絶対声はださないから。

あっちこっち触られたけど何とか耐えれた。


そして再び体を触り始められて数分がたった頃、一度動きが止まった。



「じゃあ、そろそろ、ヒィヒィ言わせてやろうか」



ダンモは衣類を脱ぎ捨てて、屈んで私に迫ってきた。



(やだ……)


私の心の鎧に、ヒビが入った。



『やだ、やっぱり嫌だ。 嫌だ、嫌だ、嫌だ。 だ、誰か助けて・・・』



身体を強く動かして抵抗をしてみたけど、大男にがっちり固定されていてビクともしなかった。

私の目から涙が溢れた。



『やだーーー!! やめて、やだーーー!!』



次の瞬間。


ドゴォォォォォォォォォン!!!


大きな音を立てて、頑丈な鉄の扉が紙切れのように吹き飛んだ。

土煙の向こうから飛び込んできた人影。

それは、鬼神と化したマニカだった。






~数刻前~


泣き崩れる私に左右から声がかけられた。



「ユイに何かあったの? 詳しく教えて!」


「ナルイラ町のユイさんの事ですか?」



私は顔をあげて二人を見た。

片方は見覚えがあった。ユイのアルバムで見た顔だ。



「マニカさん?」


「私を知っているの?」


「ユイから話をよく聞いていたし、写真も見せてもらってたから」


「そう、じゃあ、やっぱり私の友達のユイの事なのね? 詳しく教えてくれる?」



私は知っている情報を全て話した。



「それと、ユイは確かにナルイラ出身です」



私はもう片方の女の子の質問にもそう答えた。



「ありがとう。私達の友達のユイで間違いないですね」



次の瞬間。

部屋全体が震えるような、強烈なプレッシャーが辺りを覆った。



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・



「ゆるさない! 絶対に許さない!」


「ええ、ヴァントス盗賊団は……皆殺しよ」



マニカは溢れ出る闘気を隠さなかった。

リアも内に秘めた殺意をさらけ出した。


ギルドにいる一般の冒険者達は悲鳴をあげて逃げるか、腰を抜かすか、恐怖で動けない者が続出した。



「リア! マニカ! ここでは抑えろ!」


後ろからカインが叫んだ。



「無理ね、行くわよマニカ」


「うん、リア」


「くそっ、リーニ! ゼイナス! 追いかけるぞ!」


「わかった」


「待って下さい。私達も一緒に行きます」


「あなた達は?」


「私達はエルフ族のメティナとテミスと言います」


「ユイの友達です」


「わかった、一緒に行こう」



その男性の冒険者が私に向き直った。


「君はここでビオラさんに報告をしてくれないか?」


「えっと、ビオラさんは出張でいないと思います」


「いや、もうすぐ帰って来るみたいなんだ。 だから俺達はここで待っていたんだ」


「ユイは必ず救い出す。心配せずに待っていてくれ」


「わかりました。ありがとうございます」



カイン達は、疾風のようにギルドを飛び出して行った。


ユイ、待ってて。 最強の友達が、今助けに向かったから!

いつも読んでいただきありがとうございます。

私事で大変申し訳ありませんが、今後の投稿(更新)間隔に関する予定を活動報告に記載しておきます。


また今後の展開について。R15に収まるように調整はしていますが、残酷な描写や、少しHな描写が入ってきます。この事を不快に思ったり、苦手な方はここで閉じていただき、続きを読むのは控えてください。


最後に投稿へのモチベーションを維持する為にも、コメントや評価、ブックマークをして頂けると執筆を続ける励みになりますので、どうぞよろしくお願いします。

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