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戦極結承 ◇◇ ~バッドエンドへ向かう少女の物語~  作者: 空斬しゅう


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165/190

165話 囚われの魔法使いと、心の鎧

気が付いたら、冷たい石床の上だった。 牢屋の中だ。

両手は手錠がはめられて、壁から伸びた鎖に繋がれていた。

魔法の触媒(杖や指輪)は全て外されて、アイテム袋も無くなっていた。

召喚魔法を試したけど、魔力が霧散して発動しなかった。



「はあ、これは最悪な展開だね」



念の為、自分の体を見回したけど、ジャージのままで何もされていなかった。

でも、時間の問題だよね、これは・・・。


しばらくすると足音が近づいてきた。

牢屋の外を見ると、ダンモがニヤニヤしながらやってきた。



「やっと起きたか」


「どうして生きているの?」


「**『身代わりのお守り』**が砕けたからだ。高かったんだぞ?」


「なるほど・・」


「お前の処遇は明日、お頭が決める事になっている」


「それまでは誰もお前に手出しは出来ないが、方針が決まれば俺が可愛がってヤルからな?」


「あっそ」


「それまで助けが来ることを祈っておきな?」


「明日からお前の地獄が、いや天国か? ソレが始まるんだからな?」



そう言って、ベンモは去って行った。

はあ、本当に何とかしないとヤバイよね。

どうしよう。 色々と対策を考えてみたけど、魔法が使えないとやっぱりどうにもならないね。

こんなに、明日が来て欲しくないって思ったのは初めてだよ。



そして、その時がやってきた。



「出ろ。 お頭がお待ちだ」


「変な気を起こすなよ? 今日は幹部の方が全員そろっているんだ」



私は手錠をはめられたまま、アジトの広場のような場所に連れて行かれた。

周りには数えきれないほどの盗賊たちが、下卑た視線で私を見ていた。



「お前が無詠唱魔術の使い手で、AAランクのユイだな?」



玉座のような椅子に座った男が声をかけてきた。



「そうだけど、あなたは?」


「俺がこの盗賊団の頭目、ヴァントスだ」


「単刀直入に言おう、俺たちの仲間になれ」


「それだけの力だ、壊すには惜しい」


「なるわけ無いでしょう? 私はあなたたちを殺したくて仕方がないのに」


「はっ、この状況でそれだけの大口が叩ける根性だけは認めてやろう」


「だがよく考えて喋れよ? お前が捕まってから誰もお前に手をだしてねぇだろう?」


「当然、俺がそう命令したからだ。ここでは俺の命令が絶対だ」


「だから?」


「俺がお前に興味を無くして、**【いらねぇ】**って言ったらどうなると思う?」


「くだらない。そんな言い方をしなくても、あなた達の頭の中はヤル事だけしか考えていないサルでしょう?」


「ちっ、面白くねえな」


「これが最後だ。 仲間になれ!」


「絶対に嫌!」


「そうか」



ヴァントスは冷めた目で私を見た。



「ダンモ」


「はっ」


「お前にやる、好きにしろ!」


「はっ、ありがとうございます!」


「頭はどちらへ?」


「ここは狭いからな、あっちの砦へ戻る」


「わかりました」



ヴァントスはラヴェールと、もう1人の幹部を連れてこの場から去って行った。



はあ、誰か助けに来てくれるかな? ふと、そんな希望が頭をよぎってしまった。

あ~、うん、止めよう。 変な希望を持つと、始まった時に心が折れてしまうかもしれない。

うん、気持ちをしっかりもっておこう。


私は今からこいつらに犯される。

多分、何十人も相手をさせられるだろう。

でも、それがどうした? 私は、目をつぶって終わる時をずっと待っておけばいい。


私はスキルを立ち上げて設定の変更をした。

避妊:【入】   痛覚無効:【入】   感度上昇:【切】


病気無効も持ってるし大丈夫。私なら耐えられる。

お母さんの様に、絶対に声なんて出してあげないんだから。

いつも読んでいただきありがとうございます。

私事で大変申し訳ありませんが、今後の投稿(更新)間隔に関する予定を活動報告に記載しておきます。


また今後の展開について。R15に収まるように調整はしていますが、残酷な描写や、少しHな描写が入ってきます。この事を不快に思ったり、苦手な方はここで閉じていただき、続きを読むのは控えてください。


最後に投稿へのモチベーションを維持する為にも、コメントや評価、ブックマークをして頂けると執筆を続ける励みになりますので、どうぞよろしくお願いします。

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