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戦極結承 ◇◇ ~バッドエンドへ向かう少女の物語~  作者: 空斬しゅう


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159話 奴隷を買う男

「ユイ、どうしたの?」


「あれ、前に話した奴隷を買い漁っているAランクの冒険者よ」


「あ~、あれが」



まさか、目の前の店が奴隷を売っているお店だとは気づかなかったよ。



「本当キモイ」


「う~ん?」


「どうしたのブルーナ?」


「私も奴隷を買う人をいっぱい見て来たから……でも、あの人の目的は何かな?って思って」


「あいつ? どうせそっちでしょ?」


「う~ん、何か違う気がする」


「ふ~ん。 あっ!」


「どうしたの?」


「あいつ、この店に入ってきた」



私は顔を背けて見つからない様に知らんぷりをした。 ・・・けど、無駄だった。



「お、そこにいるのはユイか? 目立つ服装だから直ぐにわかったぞ。久しぶりだな?」


ちっ。


「お久しぶりです。クレイノスさん」


「初めまして、ユイと一緒に冒険をしているブルーナです」


「初めまして、冒険者のクレイノスです。この子は、さっき買ったばっかりの奴隷です」



クレイノスは、そう言って横のテーブル席に座った。

はぁ、近くに座らないで欲しいよ、まったく。



「メイも、そこの椅子に座って。構わないから、それと好きな物を注文していいから」


「え、でも」


「メイは、嫌いな物はあるか?」


「いえ、ないです」


「じゃあ、俺と一緒の物でいいな」



クレイノスは、サンドイッチと飲み物を2セット頼んでいた。



「メイは、そんなに痩せ細ってしまってるのだから、しっかり食べないとダメだぞ?」


「・・・はい。 ありがとうございます」



ブルーナはそのやり取りをじっと見てから声をかけた。



「クレイノスさん、奴隷の用途は何ですか?」


「労働力とか、性欲の為でもなさそうですし」


「ははは、どうだろうな? 俺は巷では変態冒険者で通っているからな」


「それが、違うと思ったから聞いたのですが?」



ブ、ブルーナ? その男に関わるのはやめた方が・・・。



「ま、可愛い女の子が好きなのは間違ってないからな。」


「でも、可愛い女の子に囲まれたいだけとか、コレクターだとかも違いますよね?」


「ユイ? この子は何だい? ちょっと怖いんだけど? ビオラさんと同じ気配を感じるぞ?」


「失礼ね。 ブルーナは、こんなに可愛いいのに」


「いや、ビオラさんと同じ気配を感じるよ? 見透かされてるようで怖い」


「それは、あなたにやましい事があるから、そう思うだけじゃないですか?」


「まぁ、そうだな」


「はぁ、ま、隠す程の事ではないからいいか。俺は探している奴隷の女の子がいるんだ」


「でも、その手の情報はなかなか流れないからな、結局一番の近道は上お得意様になる事だよ」


「ふ~ん」


「ブルーナちゃんも納得してくれたかな?」


「ええ、嘘は言ってなさそうですね」


「そうだ。 ユイも、もし見かけたら教えてくれないか? 情報料は払うから」


「私の知り合いに奴隷の子はいません」


「ああ、わかっているよ。間違っててもいいから、特長が似ていたら程度でいいから?」


「名前はエルナ、年齢は俺と同じだから24歳、赤みがかった髪の毛で、左目の下にホクロが2つ並んでいる。後は左の脇下からお腹にかけて3本の傷があるんだ」


「ん? 何かどっかで・・・」



あれ? 何か見た事があるような、無いような。

う~ん、どこでだったかな?



「あっ!?」


「何だい? 何か知っているのか?」


「何でもいいから教えてくれないか?」


「いや、ここで言える内容じゃ無いし、私の勘違いかも知れないから」


「ユイ? 些細な情報でも良いんだ。 近くに俺達の別荘があるから、話を聞かせてくれないか?」



えええ? 私はブルーナを見た。



「私は別にかまわないよ?」



はぁ、もう。


「わかりました。少しの時間なら良いですよ」


「すまない、ありがとう」


いつも読んでいただきありがとうございます。

私事で大変申し訳ありませんが、今後の投稿(更新)間隔に関する予定を活動報告に記載しておきます。


また今後の展開について。R15に収まるように調整はしていますが、残酷な描写や、少しHな描写が入ってきます。この事を不快に思ったり、苦手な方はここで閉じていただき、続きを読むのは控えてください。


最後に投稿へのモチベーションを維持する為にも、コメントや評価、ブックマークをして頂けると執筆を続ける励みになりますので、どうぞよろしくお願いします。

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