158話 ブルーナの商才
私は何事も無かった様に平静を装いパンを買いに行った。
そしてブルーナと手を繋いで家具屋に向かった。
でも私は場所を知らないからブルーナが案内をしてくれたよ。
まあ、お店はロスさんの商会だったけど。
「大きなお店だね?」
「そう? でもここで家具以外も全部揃うと思うよ?」
「まあ、さっそく見てまわろう」
「うん」
でも、直ぐに女性の店員さんがこちらによって来た。
「失礼します。 ブルーナお嬢様」
「ん? ウーラ、どうしたの?」
「今日は抜き打ちの商品監査でしょうか?」
え? 何それ?
「ああ、違うよ。 今度、ユイと一緒に住む事になったから必要な物を全て買いに来たの」
「そうでしたか、失礼しました」
「それでは購入リストは私が記入していきます」
「そう? じゃあお願いね」
そこからは専属の店員さんが付いてくれていっぱい見てまわったけど、二人で専門用語を使ってあれこれと話しているから何を言っているかサッパリだよ?
家を買う時にも思ったけどブルーナはやっぱり商人の子供だよね。
本当に私に付いて来ていいのかな?
まあ、今日はブルーナに全てを任せておけば大丈夫だね。
丸投げじゃないよ? 適材適所だよ?
買い物を始めて3時間近くがたった。
「こんなものかな?」
「うん、ありがとうね」
「じゃあ、会計を済ませてくるね」
「えっ? ブルーナお嬢様? いつも通りの処理をしますので会計は必要ないですよ?」
「ああ、今日はいつもと違うから、ちゃんと払うよ」
「いや、しかし・・」
「この分も含めてお父さんからお金をもらってきたから、売り上げにも貢献だよ?」
「そ、そうですか? では割引価格を算出させます」
「うん、私も在庫状況やコスト、利益率、競合と比較を考えて割引価格を計算したけど……そうね、金額を出してみて? 後で照合してみよう」
「っ!?」
ブ、ブルーナ? ウーラさんが顔面蒼白になっちゃったよ?
あまりいじめたら駄目だよ?
数分後、緊張気味の店員が伝票を持って来てウーラさんに渡していた。
ブルーナ達は事務室の方へ引っ込んでいった。
微かに聞こえる言葉を聞くと合格点だったみたいね。
でも、ブルーナが1つ1つ気になる所を説明しているみたいだった。
やっぱりブルーナは商人として優秀なんだね。
よし、決めた。
我が家の会計はブルーナに任せよう。
買い物が終わって一度、家に帰る事になった。
なんかお風呂とトイレ以外に絨毯を敷くらしい。
二人でのんびりと歩いて帰ったら、家に着いて直ぐに業者が来てしまった。
作業に数時間かかるから、その間は外出する事になって、再びお出かけになった。
その後、外食をして二人で喋りながらブラブラと歩いてたら結構遠くまで来てしまった。
「ブルーナ、あそこに軽食店みたいな所があるから、何か飲んでから帰ろうか」
「うん、それで丁度いい時間かもね」
私達はお店に入って窓際の角の席に座ってジュースを注文した。
お店に入ってわかったけど、客層が娼婦っぽいお姉さんが多かった。
その手の繁華街近くまで来てしまったって事かな。
まあ、でも私もブルーナも気にせずジュースを飲みながらお喋りを続けた。
何気に外を眺めてたら正面のお店から見知った顔の男が出て来た。
そして、また【買った】みたいで、女の子が渡されていた。
「あいつは・・」
いつも読んでいただきありがとうございます。
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また今後の展開について。R15に収まるように調整はしていますが、残酷な描写や、少しHな描写が入ってきます。この事を不快に思ったり、苦手な方はここで閉じていただき、続きを読むのは控えてください。
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