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戦極結承 ◇◇ ~バッドエンドへ向かう少女の物語~  作者: 空斬しゅう


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154/190

154話 ブルーナの交渉術?2

「契約者はユイさんですか?」


「はい、そうです。 私も一緒に住みますが」


「そうですね、ではこれぐらいでしょうか」



私も後ろから覗いて価格を確認した。 おお、結構値下げしてくれてるよ。



「ありがとうございます。 じゃあ、ここを1億でお願いします」



そう言って、ブルーナが指をさしたのは何も印が入っていない場所だった。

え? いや、ブルーナ? 何をしているの? え? メイナさんも驚いているじゃない。



「えっと、申し訳ないのですが、この場所は保証人がいないと販売できないのです。それと、そこの物件の販売価格は1億7千万です」


「保証人は父がなります。 後これは私の身分証明書です」



ブルーナはギルドカード?をメイナさんに手渡した。



「商業ギルドカードですね、お預かりします」



メイナさんはカードを見て驚いていた。



「商業ギルドカード ランクA ブルーナ・キューデ……え? ブルーナさん、もしかしてロス・キューデさんの娘さんですか?」


「はい、そうです」


「わかりました。しばらくお待ちください」


「あ!!」



部屋を出て行こうとしたメイナさんも驚いてこっちを見た。



「ごめんなさい。 忘れてました」



私はメイナさんに、ビオラさんの紹介状を手渡した。



「これは、冒険者ギルドからですか?」


「はい、ビオラさんに書いてもらいました」


「え? ビオラさん? 失礼しますね」



メイナさんは紹介状の内容を確認し始めた。



「こ、これは・・・」


「しばらくおまちください」



メイナさんは走って出て行ってしまった。



「ブルーナ? 1億は値切り過ぎたんじゃない?」


「大丈夫だよ、あれはあきらかに販売価格を上げ過ぎて売れ残っているんだよ。あの位置は飛び地だし人気が出ると読み違えたんだろね? 時価価格との比較や周辺の状況を考慮しても、あの価格は失敗だよ。ギルマスも見落としているんじゃない?」



数分後、メイナさんは走って戻って来た。



「お待たせしました。先ほどの場所に関してギルマスに相談してきた結果、1億で販売させていただきます」


「これに関しまして、元々が販売価格の設定にミスがあった様です。またロス・キューデさんが保証人である事、それとビオラさんの紹介状も考慮して、この金額でいいとの事です」



うわ~、本当に設定ミスだって。 ブルーナの目は確かだね。




私達はマイホームを見る為に現地に向かった。



「でも本当に家の方は最初に見なくてよかったの?」


「うん、一番の目的は土地だからね」


「建て替えるって事?」


「うん、そのつもり」


「そっか~、じゃあ、しばらくは宿屋で生活だね」


「あ、あの角を曲がった所だよ。ドキドキするね」


「うん」



目の前には広い土地に周りより少し大きめの家が建っているのが見えた。



「結構広いね~」


「うん、あの値段は土地の価値に対するものだからね」


「まあ、でも家も悪くないね」


「だよね~、でも建て替えるんだよね?」


「うん。取り合えず入ってみよう」


「うわ~、結構綺麗なままだね? これならベットさえ置けば泊まれるね」


「そうだね。必要最低限の物は何とかなりそうだし」



家の建て替え等は、ゆっくりコツコツとしようって思っていたけど、実際に購入した家に入っちゃうと、今すぐやりたい衝動に駆られてしまうね。



「あ~、どうしようかな」


「どうしたの?」


「やっぱり早く建て替えたいから、先に実験をしてもいい?」


「実験? え、もしかして建て替えって自分でするつもりなの?」


「うん」


「スキル? 魔法?」


「私の予想通りに出来るならスキルかな?」



私がそう答えるとブルーナは一瞬驚いた顔をしていたけど、「ああ~」と言い得ながら直ぐに妙に納得した表情になった。

その反応に私はちょっと納得できないんだけど?

いつも読んでいただきありがとうございます。

私事で大変申し訳ありませんが、今後の投稿(更新)間隔に関する予定を活動報告に記載しておきます。


また今後の展開について。R15に収まるように調整はしていますが、残酷な描写や、少しHな描写が入ってきます。この事を不快に思ったり、苦手な方はここで閉じていただき、続きを読むのは控えてください。


最後に投稿へのモチベーションを維持する為にも、コメントや評価、ブックマークをして頂けると執筆を続ける励みになりますので、どうぞよろしくお願いします。

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