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戦極結承 ◇◇ ~バッドエンドへ向かう少女の物語~  作者: 空斬しゅう


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144話 精霊契約の儀

ん? ここは何処だろう?



「ユイ、大丈夫? 体に痛いところは無い?」



私は声のした方を見ると、ブルーナが心配そうにこちらを見ていた。



「うん、大丈夫だよ? ここはどこ?」


「ここはヘスティアさんの家の一室だよ。ユイは精霊との連戦で魔力を使い果たして倒れたのを、ヘスティアさんがここまで連れて来たんだよ」


「あ~、そっか。 うん、思い出した」


身代わりの装備があったとは言え、命をかけた全力の勝負だったからね。

あ、そういえば精霊はどうなったのかな?



「勝負の結果、精霊がどうなったか知らない?」


「うん、何も聞いてないよ」


「そっかー」



あれ? もしかして失敗?

勝てば服従とか言ってたのに。勝負の内容が駄目だったのかな?


私とブルーナはヘスティアさんがいる広場まで歩いていった。



「ヘスティアさん、ご迷惑をおかけしました」


「おお、元気になったようじゃな」


「はい、おかげさまで」


「まあ、あれだけの戦いをしたのに、その程度ですんだ方がビックリじゃ」


「それで、あの~」


「ああ、精霊達の事だな」


「はい」


「お主が寝込んでしまったから、精霊達は一度帰らせたが……全ての精霊がユイと契約をする事を望んでおったぞ」


「本当!? やったー!」



私は嬉し過ぎて小躍りしたい気分になった。



「どうしたらいいです? 私は何をします? 何をしましょう?」


「落ち着け、ちゃんと説明するから」


「ごめんなさい」



やったー、頑張った甲斐があったよー。

ついに旅のお供をゲットだ~。



「しばらく、ここで待っててくれ」



そう言ってヘスティアさんは何処かに行ってしまった。


数分後、特に変わった様子もなくヘスティアさんは戻って来た。



「精霊達を連れて来た」



どこに?? 私は首をかしげた。



「まずは、ある程度の説明をするぞ」



ヘスティアさんは精霊について話し始めた。

エルフ族以外には精霊を見ることは難しいが、波長が合い、精霊に気に入られれば契約が可能になること。

契約すれば精霊が実体化し、誰にでも見える**「妖精」**となること。

召喚魔法で呼び出すとMPを消費し続けるが、転移魔法などで連れて歩く分にはMP消費はないことなどを教わった。



「では、そろそろ契約を始めるぞ?」


「はい、お願いします」



ヘスティアさんは詠唱を始めた。

そして、私のまわりに魔法陣が出現した。



「ユイ、右手を突き出してくれ」



私は言われた通りに右手を出した。

すると、右手に暖かい物が触れたと思ったら、私の前に精霊が姿を現した。



「うわ~、可愛い~~!」



目の前に浮いていたのは、身長30cmぐらいの女の子達だった。



「私は人族の冒険者ユイです。よろしくね」


「クスクス、私は水の精霊ウンディーネよ。 よろしくね、ユイ」


「私は風の精霊シルフです。 よろしくお願いいたします」


「火の精霊サラマンダーよ、試合は楽しかったわ」


「土の精霊ノームだよ。 まさかアレを破壊されるとは思わなかったよ」



嬉しい誤算だ~、

皆、女の子だ。

サラマンダーとかノームは男の子だと勝手に思ってたよ。


それから30分近く妖精達とお喋りしててふと思った。



「そう言えば個別の名前は無いの?」


「ええ、名は持っていないわ」


「そっか~、じゃあ私がつけてあげるね?」


「そうだな~、じゃあ、ウ、」


「待てーーーーー!!」



ヘスティアさんが慌ててワタシを呼び止めた。

いつも読んでいただきありがとうございます。

私事で大変申し訳ありませんが、今後の投稿(更新)間隔に関する予定を活動報告に記載しておきます。


また今後の展開について。R15に収まるように調整はしていますが、残酷な描写や、少しHな描写が入ってきます。この事を不快に思ったり、苦手な方はここで閉じていただき、続きを読むのは控えてください。


最後に投稿へのモチベーションを維持する為にも、コメントや評価、ブックマークをして頂けると執筆を続ける励みになりますので、どうぞよろしくお願いします。

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