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戦極結承 ◇◇ ~バッドエンドへ向かう少女の物語~  作者: 空斬しゅう


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139話 異空間コロシアムと、精霊戦

翌日、私はヘスティアさんに呼ばれた。



「こっちじゃ、ついて来い」



少し歩いて広場の階段を上って行った。


え? これはもしかして?



「転移魔法陣ですか?」


「ほう、知っておるのか。じゃがこれは人族が使っていたアレとは別のモノじゃ」


「エルフの魔力のみに反応し転移だけでなく、異空間への扉にもなる」


「異空間?」


「無限に広がる何もない空間だと思えばいい。今回はそこで精霊と戦ってもらう」


「わかりました」


「今回の事情を知る、妾や精霊たちは意識だけその空間をずっと見ている事になる」


「興味を持ってもらえるように頑張って戦うのじゃぞ?」


「はい」


「後、これを渡しておく」



ヘスティアさんはペンダント?を私に渡してきた。



「これは?」


「HPがゼロになる瞬間に身代わりになってくれる魔石が付いた物じゃ」


「それが砕けたらお主の負け。勝負は終了じゃ」



うわ~、身代わりの魔石か~、これ欲しいな~



「わかりました」


「ユイの勝利条件は精霊に勝つか満足してもらう事じゃ」


「では地の精霊、水の精霊、火の精霊、風の精霊、どれと戦う?」


「全部!」


「は?」


「全部の精霊が欲しいです!」


「・・・どうせ1戦で終わってしまうから、ユイが戦いやすい属性はどれじゃ? と聞いたのじゃが?」


「1回でも負けたらそれで終わりじゃぞ?」


「はい、わかっています。 じゃあ順番にお願いします」


「はあ、まあ、いいじゃろう。一度戦えばわかるじゃろう」


「その前に言っておくが、今回集まってくれた精霊はどの属性も強い力を持つ精霊達じゃ」


「人族同士の戦闘とは別物じゃから、開始早々一瞬で終わる可能性もあるからの?」


「わかりました」


「では、そこの魔法陣の上に立ってくれ」


「はい」


「頑張ってこい」



そう言って、ヘスティアさんは私を異空間に飛ばした。

うわ~、これが異空間か~、本当になにも無いや。

透明な床の上に立っている感じだね。

これは気を付けないと方向感覚が狂いそうだね。


『では精霊を呼ぶぞ』


30m程離れた所に青色の人型の精霊が現れた。


『では、始め!』



ヒュンッ!


その瞬間、ウォーターボールが連続で飛んできた。



「うわっ!?」



私は後退をしつつ**「アースシールド」**を発動させた。

何とか攻撃を防ぎ距離を取ると攻撃が止んだ。



「ビックリした~、精霊も無詠唱なのね」



ん? あの精霊、何か力を溜めてる?

そう思った瞬間にとんでもない水量の波が私に迫ってきた。


ザザァァァン!!


これは防いだり、後退するのは不可能だね。

なら。


魔法の杖を取り出して私は魔力を練り上げた。


焦ってはダメだ。まだ数秒の猶予はある。

私は自分でもビックリするぐらい落ち着いていた。

水の精霊の攻撃魔法が自分に届くまで3秒もなかったハズだけど、私には届かない自信があった。

そしてその自信を裏付けるように一瞬で練り上げた超広範囲の氷魔法を使った。



「凍てつけ! ≪アイス・エイジ≫!」



パキィィィィン!!


凶悪なその魔力に満ちた冷気は 辺り一面、全ての物を凍らせた。 そして魔力を弾けさせた。



「≪砕け散れ!≫」


パリーン!!



凍ったもの全てを砕いた。

その中には水の精霊も含まれた。



『それまで! 勝者ユイ!』



おお~、やった~



『こんなに驚いたのは何百年ぶりじゃ……』


【素晴らしい! 私はやっと主に出会えたよ。ありがとう、ヘスティア 】

いつも読んでいただきありがとうございます。

私事で大変申し訳ありませんが、今後の投稿(更新)間隔に関する予定を活動報告に記載しておきます。


また今後の展開について。R15に収まるように調整はしていますが、残酷な描写や、少しHな描写が入ってきます。この事を不快に思ったり、苦手な方はここで閉じていただき、続きを読むのは控えてください。


最後に投稿へのモチベーションを維持する為にも、コメントや評価、ブックマークをして頂けると執筆を続ける励みになりますので、どうぞよろしくお願いします。

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