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戦極結承 ◇◇ ~バッドエンドへ向かう少女の物語~  作者: 空斬しゅう


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138話 精霊に嫌われた者と、好かれた者

「構わぬ、本来ならお主(老婆に見える)の反応が正常で、そっちの娘が異常なだけじゃ」


「だから、お主にもわかるように、この敷地内だけ幻術結界を解いた」


「ありがとうございます」


「妾はこの森を管理しておるエルフ族のヘスティア。この場所に何用じゃ?」


「私の知人が、この場所で召喚魔法を習得したと聞いたので、私も教わりたくて、ここに来ました」


「ああ、先日ここに迷い来た人族の娘の事か」



先日? リーニさんは10年近く前だと言ってたから、誰かと勘違いしてるね。



「多分、別人だと思うのですが、その人はリーニと言う人族の女性です」


「おお、そうじゃった。リーニじゃ」



は? いくらエルフだからって10年前を先日って事は無いでしょう……。



「結構前の話なので別人ではないでしょうか?」


「いや、ここ100年程、この妾の家まで辿り着いたのは3名しかおらぬ」


「そして人族は1人だけじゃから間違いなかろう」



ええええ? じゃあ、10年前を先日って言っちゃう、あなたのお歳はいくつなのですか?

まあ、怖くて聞けないけど。



「そうでしたか、では私にも召喚魔法を教えてもらう事は出来ませんか?」


「ここまで来たのじゃ、教えるのは構わんが習得出来るかは別問題じゃぞ?」


「あの子、リーニはこの森に迷い入って直ぐにシルフがなついておった」


「特に風の精霊に好かれる特異体質みたいだったからの」


「だから人の身でここまで辿り着いたし、召喚魔法もすんなり覚える事ができた」


「お主とは条件が違うぞ?」


「はい、それでいいので、よろしくお願いします」


「うむ、では数日をここで暮らす事を許そう」



え?



「先ずは精霊達がお主に懐くかどうか様子をみる」


「はい、あ~、でもどうしよう?」



私はブルーナを見た。



「大丈夫だよ。修行すると思ってたから数日は帰らないかもって伝えてあるから」



あら、ブルーナは先手を打っていたのね、

私は日帰りのつもりだったのに。



「そっかー、ありがとう」



それからしばらくヘスティアさんによる講義と修行が始まった。

そしてブルーナも一緒に修行する事になった。



「じゃあ、魔法使いの適正が無くても召喚術は使える人がいるって事ですか?」


「ああ、そうじゃ。 六属性魔法は体内の魔力をコントロールして魔法を発動させる」


「しかし召喚術は自然の力をコントロールし術式を発動し、使役する妖精が契約者の魔力を使い魔法を発動させる」


「なるほど」


「妾が見本を見せるからよく見ておくのじゃ」



ヘスティアさんは草や木、大地にたゆたう魔力を集めて詠唱を行い魔法陣を発動させた。



「これが召喚術の基本じゃ。後は契約している妖精を呼べば出て来る」



いつもは体内の魔力を集めるけど、召喚術は自然界の魔力を集めるのね。



「リーニの場合は懐いていた精霊達が初めから手助けをしていたから、自然の力のコントロールを覚えるのが早かったの」


「じゃあ、精霊に懐かれるのが一番の近道なんですね」


「ああ、しかし精霊は気まぐれじゃからの、気に入られるかどうかは誰にもわからん」


「わかりました、頑張ります」



それから数日がたった。

結果から言いうね。

私は初日に召喚術の魔法陣を作れる様になった。 これにはヘスティアさんも、むっちゃ驚いていた。

でも、契約すべき妖精さんがいない。

私には全く懐いてこなかった。


逆にブルーナは自然の魔力を集める事ができなかったけど、なんと精霊が懐いているみたい。



「うむ、ブルーナに懐いておるのはノームじゃな」


「おおお、土の妖精だね」


「よく知っておるの」


「ブルーナは精霊をもっと感じられるように魔力や神経を研ぎ澄ませ」


「もっと感じられる様になると、精霊が自然の魔力を集める手助けをしてくれるはずじゃ」


「頑張ります」


「さて、ユイじゃが」


「はい」


「そんな悲しそうな顔をするな」


「だって私は精霊から嫌われているのかな?っと思って」


「前にも言ったが精霊は気まぐれじゃ。何に対して興味を持つかは妾でもわからん」


「ユイの場合は精霊に懐かれるのを待つのは止めじゃ、難易度は上がるが別の方法にする」


「それを試してみるか確認じゃ」


「何をするのですか?」


「基本的に懐いて来るのは好奇心旺盛な若い精霊じゃ」


「名を持っていたり、力のある精霊は強き者を求める」


「呼び出して勝負をし、勝てば間違いなく服従する」


「だが本来、人族が精霊に勝つのはかなり難しい」


「妖精はアストラル体じゃ、武器の攻撃は無意味だから魔法での勝負になる」


「だが全種族の中でも魔法に一番長けているのが精霊じゃ、さらに力のある精霊となると人族には厳しいだろう」


「それでもいい勝負が出来たと妖精に思わせれば契約をしてくれる者もおる。それにかけてみるか?」


「やります。でも魔法で精霊を倒しちゃったら契約できなくならないですか?」


「それは大丈夫じゃ、アストラル体じゃから一時的に四散するが時間がたてば戻るし、試合は特殊な空間でするからの」


「じゃあ、全力で倒しても大丈夫なんですね。それなら問題ないです」


「大した自信じゃの、まあ一度戦ってみたらわかるだろう」


「では精霊達に話を通して来るからしばらく待っててくれ」


「わかりました」



いつも読んでいただきありがとうございます。

私事で大変申し訳ありませんが、今後の投稿(更新)間隔に関する予定を活動報告に記載しておきます。


また今後の展開について。R15に収まるように調整はしていますが、残酷な描写や、少しHな描写が入ってきます。この事を不快に思ったり、苦手な方はここで閉じていただき、続きを読むのは控えてください。


最後に投稿へのモチベーションを維持する為にも、コメントや評価、ブックマークをして頂けると執筆を続ける励みになりますので、どうぞよろしくお願いします。

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