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戦極結承 ◇◇ ~バッドエンドへ向かう少女の物語~  作者: 空斬しゅう


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137話 ゴーストタウンの老婆

「おはよう、ブルーナ」


「おはよ~」


「今日の予定は何かあるの?」


「う~ん、特に決めてないのだけど、ブラブラと観光でもしておこうかな?」


「そっか~」


「でもユイと一緒ならどこでもいいけどね」


「ん? ブルーナ? 今日も一緒に行けるの?」


「うん、商人の勉強とか習い事は殆んど終わったからね。ユイが滞在している間は、特に何もしなくてもいいって言われたから」


「じゃあ、一緒にお出かけできるの?」


「うん」


「ユイはどこか行きたい所は無いの?」


「行きたい所か~、う~ん……あ、そうだ。この街の付近だって聞いたのだけど、**『ベデンド村』**ってどこにあるか知ってる?」


「この街から南東に馬で半日の所にあった村だよ? そこに行ってみたいな~」


「今はゴーストタウンだよ?」


「そうなの?」


「うん、それに色々と怪奇現象が起きるみたいで、怖がって最近は誰も近づかないよ?」


「私、そう言うのは大丈夫だから」


「じゃあ、私も一緒に行くね?」


「でも、どうしてそんな所に行きたいの?」


「私に魔法を教えてくれた人が、妖精の召喚魔法を使ったんだけど、その村で習得したって言ってたから」


「そうなんだ」


「あ、もしかして怪奇現象って」


「うん、多分妖精のいたずらじゃないかな? 私は召喚魔法を使えないから一度試してみたくて」


「そっか、でもユイならすぐに習得出来そうだね」



私達は朝食を食べてからベデンド村に向かった。

ロスさんが用意してくれた馬に乗って移動だよ~。



「ブルーナは馬も乗れるんだね」


「うん、初めて馬に乗る練習をした時から先生に上手だって褒められたよ」


「凄いね、やっぱりブルーナは多才だね。 私は馬に乗れる様になったのは最近だし、まだ上手には乗れないよ」


「大丈夫だよ、この子達はとても賢いから」


「うん、でもあんまり飛ばさないでね?」


「はーい」



しばらくして、街道から外れて道なき道を走りだした。



「こんな所を走るの?」


「うん、ベデンド村まで繋がった道は無いから、この地図だけが頼りだよ」


「私はブルーナだけが頼りだよ」


「うん、任せて」



地図とコンパスを見ながら迷いなく進んで行くブルーナは本当に凄いよ。

これは、私だけだったら間違いなく辿り着いていないね。

本当、ブルーナは何でも出来て多才だよね。

ロスさんに聞いたら勉強や習い事も、普通はあと5年程かかる行程なのに、ブルーナは優秀な成績で全部終わってしまったらしい。 最近、やっていたのは復習ばかりなんだって。


道の無い森の中を走り出して数時間後、やっと目的の場所にたどり着いた。



「うわ~、本当に廃墟だね」


「うん、でもこんな所に妖精なんているのかな?」


「どうなんだろね? もういないのかな?」


「取り敢えず、村の中に入ってみよう」


「うん」



私達は手を繋いで、村の中へ入って行った。


ゾワッ!


ん!? 足を踏み入れた瞬間に寒気がした?



「ブルーナ?」


「ん? 何?」


「今、何か変な感じがしなかった?」


「特に何も無かったよ?」


「そう?」


「うん」


「でも念のために私の手を離しちゃだめだよ?」


「はーい」



さっきの感覚は何かの結界内に入ったのかな? 油断しないようにしないとね。

一応、危険感知のマップを立ち上げてみた。



「え?」


「どうしたの?」


「あ、いや。人の気配がしたから」



適当に言葉を濁して、私はもう一度マップを確認した。

危険感知が反応した感覚は無かったのに、マップには1つ反応が出ている。

私は細心の注意をはらって、反応が表示されている場所まで進んだ。

しばらく進むと目の前に、周りとは違う綺麗な建物があった。



「今にも崩れ落ちそうな建物だね?」



ん?



「そう? 結構綺麗だと思うけど?」


「まあ、一度中を確認してみよう」



「うん」


マップにはまだ、反応は表示されたままだから、警戒しながら私達は建物の中に入って行った。



「また、人が来るとは珍しいのう?」


「!!!」


「誰!?」


「これはまた異なことを言う。ここはわらわの家じゃぞ? 勝手に入って来たのはお主らじゃろう?」



声のした方を目を凝らして見てみた。



「え? エルフ?」


「老婆?」



ちょ、ブルーナ? いくらエルフだからって、それは失礼だよ?



「ほう……」


「勝手に入って来てごめんなさい。廃墟だと思っていたので。私は冒険者のユイです」


「私はブルーナです。お婆さんは、ここで暮らしているのですか?」


「ブルーナ、お婆さんはダメだよ?」


「え?」


「いくらエルフでも若いかも知れないし?」


「え? エルフ?」


「ん?」


「なるほど、妾の結界が効かないのは、やはりそっちの娘か」



エルフの女性はそう言って指をパチンッと鳴らした。 パチンッ!


「あっ」



ブルーナは驚いてエルフを見た。(幻術が解けた?)


「本当にエルフだ……失礼しました」



ブルーナはそう言って頭を下げた。

いつも読んでいただきありがとうございます。

私事で大変申し訳ありませんが、今後の投稿(更新)間隔に関する予定を活動報告に記載しておきます。


また今後の展開について。R15に収まるように調整はしていますが、残酷な描写や、少しHな描写が入ってきます。この事を不快に思ったり、苦手な方はここで閉じていただき、続きを読むのは控えてください。


最後に投稿へのモチベーションを維持する為にも、コメントや評価、ブックマークをして頂けると執筆を続ける励みになりますので、どうぞよろしくお願いします。

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