136話 転移と、デート!?
「うん、でもユイは解毒魔法を使えなかった?」
「無詠唱で使えるよ。でも戦闘用の魔法と違って回復魔法や状態異常の解除の魔法は、イメージして魔法を発動するまで5~10秒かかるから薬品を飲んだ方が早いよ」
「そうなんだ」
「それと、ステータスは表示させたままにしててね? 効果がわかったら解毒薬を直ぐに飲むんだよ? 限界まで引っ張ったら駄目だからね?」
「は~い」
「じゃあ、いくよ~」
私は弱めに調整した毒の魔法をブルーナにかけた。
「≪ポイズン≫」
「うわっ……ぐっ、うぅ、、」
「ブルーナ? そろそろ解毒薬を飲まないと」
「う、うん、大体わかった」
ブルーナは、そう言って解毒薬を飲んだ。
「大丈夫?」
「うん、もう大丈夫だよ? でも毒の効果ってあんな感じなんだね」
私はブルーナに回復魔法をかけた。
「ありがとう」
「じゃあ、一度やってみるね」
ブルーナは、ゆっくりと時間をかけて毒のイメージをしながらポイズンアローの詠唱を行なった。
「≪ポイズンアロー≫」
うん、成功だね。 命中した場所には毒の効果が発生している。
「おめでとう。バッチリ毒の効果がでてるよ」
「やったー、ありがとう」
「出来るなら、ダークプレイスに毒の効果を重ねれたら理想的なんだけど」
「わかった~、やってみる」
結果、詠唱時間は倍程かかったけど、ダークプレイスに毒の効果を追加する事に成功していた。
うん、ブルーナは思った以上に優秀だね。
「後はまた練習有るのみだね」
「うん、頑張る」
私達は再び手を繋いで街を歩いた。
何かこうして二人で歩くのも久しぶりだね。
「あ、そうだ。 この街の転移魔法陣はどこにあるの?」
「ん? 公園にあるやつの事?」
「そうそう、きっとそれ」
「ここから歩いて10分ぐらいの所にあるよ?」
「そこに行きたい」
「わかった~、こっちだよ~」
私はご機嫌なブルーナに引っ張られながら公園に向かった。
「ここの階段の上だよ~」
「ありがと~」
「ユイは転移魔法陣の研究をしているの?」
「違うよ、私は転移魔法陣が使える様になったんだ、でも一度その場所の魔方陣を調べないと駄目なんだ」
「えええええ!?」
「ユイ? 転移魔法が使えるの?」
「うん、まだ使える場所は3つだけだけど」
「凄~い!」
「あ、でも秘密にしておいてね?」
「は~い」
私が魔法陣に触れた瞬間に光だした。
うん、ここも問題なく使えるね。
「凄い、本当に光ってるよ」
「一度一緒に飛んでみる?」
「そんな事出来るの?」
「出来るよ。じゃあ、お願いしま~す」
「いいよ」
私は使い方を説明して両手を広げた。
「おいで~」
そう言うとブルーナは嬉しそうに飛び込んできた。
「んっ」 しばらくして魔力が行き渡ったのを確認して王都に飛んだ。
シュワンッ!
「凄~い、本当に王都だ~」
「折角だから王都で観光してから帰る?」
「いいの?」
「うん、大丈夫だよ」
その日、私達は夕方まで王都を観光してから帰る事にした。
夕方近くになったので、再び転移魔法陣を使ってクシオスの街に戻った。
「楽しかったね~」
「うん、ありがとう」
その日の夕食はブルーナの家族と一緒に食べてから、お風呂に入ってブルーナの部屋に戻って来た。
「ブルーナの部屋に泊まるのも何か久しぶりだね」
「うん、ユイが旅に出てから一人で過ごすのが寂しかったよ」
「ブルーナは寂しがりやだね?」
「うん、だからまた直ぐに会いに来てね?」
「わかってるよ、今度からはここの転移魔法陣も使えるからね」
「じゃあ、毎日でも帰って来れるね?」
「いや、いや、それは無理だよ?」
「ええええ、何でよ~?」
「わがまま言わないの、わかった?」
私はそう言ってブルーナを抱きしめた。
「は~い」
それ以上は文句も言わず嬉しそうに納得をしてくれた。
やっぱりブルーナは可愛いね~、こんな素直なところは私とは大違いだよ。
その後もブルーナといっぱいお喋りをして、時間も遅くなってきたので寝る事にした。
「そろそろ遅くなってきたから寝ようか?」
「は~い」
大きなベッドで二人一緒に横になった。
「ブルーナ、おやすみ~」
ブルーナは嬉しそうに笑顔を向けてくれた。
いつも読んでいただきありがとうございます。
私事で大変申し訳ありませんが、今後の投稿(更新)間隔に関する予定を活動報告に記載しておきます。
また今後の展開について。R15に収まるように調整はしていますが、残酷な描写や、少しHな描写が入ってきます。この事を不快に思ったり、苦手な方はここで閉じていただき、続きを読むのは控えてください。
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